ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女
(2005年、アメリカ)

【監督】
アンドリュー・アダムソン
【出演】
ジョージー・ヘンリー
スキャンダー・ケインズ
ウィリアム・モーズリー
アナ・ポップルウェル
ティルダ・スウィントン
ジェームズ・マカヴォイ
ジム・ブロードベント
リーアム・ニーソン(声のみ)

感想 (2011年2月26日、TV録画にて鑑賞)

実家にこれの原作本がありまして、中学時代に全7巻読んだことがあります。
原作者はC・S・ルイス。この「ナルニア国物語」は、「指輪物語」と並んで英国ファンタジーの2大傑作だそうです。
原作者本人はテレビの登場が人々から想像力を奪うと懸念していたようですが、ナルニアを映像化した映画3部作は私は好きです。



第二次世界大戦下のイギリス。ペベンシー家の四兄妹、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーは、疎開先の屋敷で見つけた不思議な衣装だんすを通って、雪に閉ざされた異世界ナルニアへと迷い込みます。
ライオンの姿をした偉大なる王アスランが作ったナルニアは、半人半獣の生き物や喋る動物で溢れる理想郷でしたが、美しく冷酷な白い魔女に征服され、永い冬が続いていました。
4人の少年少女は、自分たちが予言にある救世主だと知り、舞い戻った王アスランと共に白い魔女の軍勢と戦いますが……。

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↑実はマカヴォイが出てる♪

1作目は、少年少女がナルニアで様々な出会いを経験しながら、白い魔女との決戦に挑むという物語。
原作よりも戦記ものとしての見所にあふれていて(映像化なわけだから当然ですけど)、鎧を身にまとったケンタウロス(作中ではセントール)や、突撃してくるミノタウロスなんかも迫力あります。

ストーリー的には、ピーターとエドマンドの兄弟の対立と融和が見所。
原作ではエドマンドはお菓子大好きの肥満少年なんですが、映画だとイケメン生意気坊やになっていて、終盤で描かれる兄ピーターとの兄弟愛とかかっこいいんですよね。
原作通りのデブキャラだったらあのシーン決まらなかったと思います(笑)

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それからC・S・ルイスが神学者でもあったため、聖書をなぞらえたようなシーンも散見されますね。
エドマンドが白い魔女に心を支配されてしまうのは、怠惰であることの戒めであり、敵の陣営についてしまうのはキリストを裏切った弟子をイメージしますね。

では、この映画におけるキリストは誰なのかというと、ライオンのアスラン。
アスランの処刑とその後の復活という展開は、そのままキリストの十字架と復活に符合します。

そのアスランの復活がちょっとご都合すぎじゃないか、なんて思う人もいるでしょうが、聖書的な仕上がりなんだと思えば納得できるはず(笑)