ミステリー・トレイン (1989年、アメリカ)

【監督】
ジム・ジャームッシュ
【出演】
永瀬正敏
工藤夕貴
ニコレッタ・ブラスキ
スクリーミン・ジェイ・ホーキンス
エリザベス・ブラッコ
ジョー・ストラマー
リック・アーヴァイルス
スティーヴ・ブシェミ
サンク・リー

あらすじ

<ファー・フロム・ヨコハマ>日本人観光客のジュンとミツコは、メンフィス駅で列車を降りる。2人はエルビス・プレスリーのグレース邸に行くか、カール・パーキンスらが録音したことで有名なサン・スタジオに行くかで揉めるが……。<ア・ゴースト>遺体引き取りの書類にサインするイタリア人女性ルイーザは、飛行機の予約がうまく行かずにメンフィスの街に出るが……。<ロスト・イン・スペース>エルビスと呼ばれるイギリス人ジョニーは、朝から妻に出て行かれ、工場の仕事はクビになり、今は酒場で荒れていた。友人のウィルは、ジョニーの義兄で床屋のチャーリーを呼び出しジョニーを酒場から連れ出すが……。

感想 (2014年2月4日、DVDにて鑑賞)

「ミステリー・トレイン」というタイトルに騙されていました。
見てみたら、電車が登場するのは最初と最後だけで、物語はメンフィスの街を舞台に描かれます。
しかも、そのトレインだって、関係あるのはジュンとミツコの2人だけで、他のキャストには関係ないし……(笑)



エルビス・プレスリーゆかりの町メンフィスを舞台に、日本人観光客のカップル、遺体引き取りに立ち寄ったイタリア人女性、地元の男たちの3組の物語が描かれます。
オムニバス形式で、それぞれの主人公が絡むことはないですが、安ホテルの支配人とベルボーイ、ラジオから流れるプレスリーの「ブルームーン」、早朝に鳴り響く銃声で、3つの短編が同一の時刻に起こったと説明しています。



衝撃の結末が待っているというよりは、クスっと笑える小ネタを楽しむ映画でしょうか?
日本人観光客の奇妙な面白さや、工藤夕貴の小ボケなど、あと酔っぱらいの無軌道な行動に巻き込まれたスティーヴ・ブシェミが不憫だったり(笑)

もしかしてプレスリーや同時代のロックンロールに詳しい人ならいろいろ感慨深いのかもしれませんが、個人的には大きなストーリーの流れは感じられず、よって特に楽しくもなくつまらなくもないという微妙な感想になってしまいました。