フィッシュストーリー
(2009年/日本)
【監督】 
中村義洋 
【出演】 
伊藤淳史 
高良健吾 
多部未華子 
濱田岳 
森山未來 
大森南朋 
大川内利光 
渋川清彦 
江口のりこ 
波岡一喜 
石丸謙二郎 

感想 (2012年5月3日、TV録画にて鑑賞)

伊坂幸太郎の短編「フィッシュストーリー」を、中村義洋監督が映画化し、斉藤和義がテーマソングを書き下ろした映画。 
売れないロックバンドが残した一つの音楽が世代を超えて受け継がれ、地球を救ってしまうという青春コメディです。 



まだ日本にパンクロックという音楽が入って来ていない時代に「逆鱗」という売れないロックバンドが残した「フィッシュストーリー」という名の曲。 
その曲の間奏には何故か1分ほどの無音部分があり、オカルトファンの間では呪いの歌として認知されていました。 

物語は「フィッシュストーリー」の間奏が無音になるまでの経緯と、その無音が生んだ運命のいたずらとそれが世界にもたらした影響を交互に描いていきます。 



いま思えば、濱田岳との出会いはこの映画でしたね。 
それ以来なんとなく気になって、最近は大河ドラマに出たり、主演映画があったりとなんとなく嬉しいです。 

あと、もしかしたら多部未華子との出会いもこの映画だったかも。 
これね、結末部分で多部ちゃんの困り顔じゃないと成立しない爆笑ポイントがあります(笑) 
うん、やっぱり爆笑ポイントが一つでもある映画はお気に入りになるんですね。 

時系列が行ったり来たりだし、原作読んでないと最初は何がなんだかわからない展開が続くと思いますが、最後でテーマソング「フィッシュストーリー」にのせてすべてのエピソードが起こった順に並べ替えられていきます。 
そこの爽快感ったらなかったですね。 
今でも気に入ってる映画のひとつです。