タッチ・オブ・スパイス(2003年、ギリシャ)

【監督】
タソス・ブルメティス
【出演】
ジョージ・コラフェイス
タソス・バンディス
マルコス・オッセ
バサク・コクルカヤ
イエロクリス・ミハイリディス
レニア・ルイジドゥ
タマール・カラダリ
ステリオス・マイナス

感想(2013年7月14日、TV録画にて鑑賞)

ギリシャに住む天文学者の男ファニスが、トルコ・コンスタンチノープルに住んでいた幼き日々を思い起こすという物語。
香辛料で商いする祖父との思い出が描かれ、祖父に教わった宇宙とスパイスの関係性などが語られます。

しかし、コンスタンチノープル(限イスタンブール)での楽しい日々は、トルコ・ギリシャの政治対立によって終わりを告げ、ファニス少年の一家はトルコに祖父を残したままギリシャへと帰国しますが…。



「ギリシャのニュー・シネマ・パラダイス」とか言われてたようでなんだか納得しました。
少年の初恋や家族親戚を描いたドラマです。

ほとんどが少年時代の回想で進みます。
特に印象に残ったのは、ファニス少年ではなく、ファニスの父親でした。
トルコでは「ギリシャ国籍だから出て行け」と言われ、ギリシャでは「トルコに来て何年だ?」と問われ続けた父親。
その表情がなんともツラそうで素晴らしいです。

最終盤は現代に戻ってきて、中年になったファニスと初恋の相手のエピソードが少々。
さしずめ初恋の清算といったところで、特に劇的な結末は無い映画でした。

まあ悪くない映画ですが、私は「ニュー・シネマ・パラダイス」がそもそもそんなに感動しなかったクチなので…(^^;;