ピンポン THE ANIMATION
第1話「風の音がジャマをしている」

【原作】
松本大洋
【監督】
湯浅政明
【音楽】
牛尾憲輔
【アニメーション制作】
タツノコプロ
【声の出演】
片山福十郎
内山昂輝
咲野俊介
木村昴
文曄星
野沢雅子
屋良有作

あらすじ

片瀬高校卓球部に所属する星野裕<通称ペコ>は、今年入部したばかりの期待のエースだったが、練習をサボり、駅前の卓球道場で怠惰な日々を過ごしていた。ペコと幼い頃からの友人である月本誠<通称スマイル>は、ペコとは対照的に寡黙でクールなメガネのカットマン。まったく正反対の2人だが、ある日練習をサボって辻堂学園までスパイに行く。ペコの目的は、辻堂が中国から迎えたという留学生の孔文革。しかし、孔に勝負を挑んだペコは、その圧倒的な実力の前にスコンクで負けてしまう……。

感想

いや面白かったですねー。
第1話はどのアニメもだいたい面白く作ってくるんですけど、この作品には期待できます。

原作は松本大洋の同名コミック。
一応持ってます。持ってるんですが……どこにいったか行方不明中……(汗)漫画の方もレビューしたいので今探しております(笑)

2002年の実写化映画も個人的には楽しめました。あの作品はサントラが良くて。
そもそも当時好きだったSupercarや石野卓球や砂原良徳が参加してるサントラということで買って、その後原作漫画を揃え、満を持して実写化映画のVHSをレンタル……という流れです。

実写化映画のサントラに参加していたSupercar……、その解散の後、メンバーのナカコーとミキちゃんが、元NUMBER GIRLの田渕ひさ子や電気グルーヴのテクニカルエンジニアでもあった牛尾憲輔らと結成したバンドがLAMAで、これも好きなバンドなんですが、かつてSupercarや電気が関わっていた作品に、今また牛尾憲輔の名がクレジットされていることに運命を感じずにいられません。
期待通りの音楽が聞けたと思います、特にVS孔文革のシーン。

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そんなこともあり、松本大洋作品でもピンポンだけ詳しいし思い入れが強いんですが、今回のアニメ化は成功でしたね。(初回見ただけで決めてしまいますがw)
もうなんか「原作漫画が動いてる!」という感じでした。
大田さんの髪型の再現度とかもうね!(笑)

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絵柄もアレだし萌え要素とか皆無なんですが、よく動くしヤバいですよかっこいいですよこれ。



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第1話はペコ、スマイルの他、卓球部顧問の小泉や、卓球道場タムラのオババなど主要キャラが出てきましたね。
少しネタバレになりますが、ペコ・スマイルがそれぞれ師事することになるのがこの2人。
師弟愛なども見所ですのでお楽しみに。

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それからなんといっても孔文革というライバルの登場がいいですよね。
孔と彼の通訳兼コーチが、ペコとスマイルが打ち合う<音>を聴いて2人の実力を量るシーン。
原作通りなんですが原作以上に良かったような気がします。

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そして、ペコとの対戦で沸々と込み上げてきた孔の悔しさや怒り。
なんかもう鬼気迫るシーンでしたね。
中国語なのにまったく違和感ないというか、むしろ中国語だからこそより孔の怒りが表現できたのかもしれません。

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初回から見所をうまく教えてくれた感じしますね。
原作ファンも概ね肯定的なようです。
次回はドラゴンのドヤ顔ですか……楽しみです。

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