イージー・ライダー(1969年、アメリカ)

【監督】
デニス・ホッパー
【出演】
ピーター・フォンダ
デニス・ホッパー
ジャック・ニコルソン
アントニア・メンドザ

感想(2014年3月6日、DVDにて鑑賞)

アメリカンニューシネマの代表作。
「イージー☆ライダー」という表記もされます。
バイク乗りの男2人が謝肉祭を目指してハーレーで旅する物語です。

主人公のワイアットとビリーは、コカインの密輸で大儲けし、その金を持ってカリフォルニアから旅に出ます。
目指すはニューオリンズで行われる謝肉祭。

旅の途中で農夫やヒッピー、変り者の弁護士と交流しながら、楽しく順調に旅する2人でしたが、やがて土地が変わるにつれ自分たちへの風当たりが強くなってきます…。



爽快な旅路と衝撃的な結末が有名な作品。
ピーター・フォンダとデニス・ホッパー(兼監督)が主役の2人を演じ、若い頃のジャック・ニコルソンも印象的な役で登場します。

バイクで旅する自由人たちの自由な生き様を描き、ラストで唐突に自由の死を突きつける内容。
あの結末は米国の自由が死んだ事を意味する……と説明されれば納得できるんですけど、初見は本当に突然で酷い最後がイミフでした(笑)

しかもクスリでトリップしたシーンの後にそのラストが来るので余計に混乱しましたね。
これ真実と受け取っていいの?それともフェイク?まだ幻覚見てるんじゃないの?って。

60年代後半ですかね?その頃のロックミュージックが使用されていて、爽快な印象。
単にサントラが良い映画という捉え方でも良さそうですね、この作品は。
特にSteppenwolfの「Born To Be Wild」が流れて来るとアガりますね。

「自由なアメリカ」の時代が終わり、どこか生きづらさを感じる時代が始まった頃の、その空気感を切り取った映画だと思います。