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ピンポン THE ANIMATION
第7話「イエス マイコーチ」

感想

原作知ってるからこその深読みポイントがいろいろあって飽きさせないですね。
もしかしたら原作の展開そのものも変えてくるんじゃないか、とか思わされるくらい。

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まずはほぼ原作通りにペコがオババの下で特訓。
オババの息子で、アニメでは日本代表育成センターのコーチに昇格された道夫も登場し、Bパートでは早速ペコが裏面打法をものにして、インハイ予選に向けて弾みをつける展開です。

スマイルは、海王卓球部からの引き抜きを断り、自分を差し出そうとした小泉に反抗。
困った小泉に田村のオババは、「愛してやる気がないんなら一切手を引きな」と、小泉の妙に遠慮がちな指導に忠告します。

深夜、戻ってきたスマイルにちょっと厳しくなった小泉老人。
それを感じ取ったスマイルは「イエス、マイコーチ」と返す。
厳しさが愛情であることを感じ取って安堵したのかな。
ともかくより絆が深まった師匠と弟子。

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ところで、途中でランニング中のスマイルと休憩中のペコがニアミスしてましたね。
よく見返したら、画面分割じゃない!
ペコが寝てる横を素通りしてるんですね、これは何を暗示しているのか……?
どうとでもとれそうで、でもどうにも意味が無いような気もして……(´・ω・`)



スマイルを引き抜きに来たドラゴンと卓コーチのやりとりがアニメ独自のものに変更。
風間家の過去、家を背負って立とうとするドラゴンの苦悩が鮮明に描かれ、それは卓コーチも幼い頃に味わってきたものだった……。

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「お前の信じる卓球ができているか?」「お前にとってのヒーローは誰になる?」と問いかけられたドラゴンは、「ヒーローなど……」と否定。
これがまさしく今のドラゴンの弱さですよね。ヒーロー、つまり目標であり信念となるものがない。
(後ろのポスターが百合枝のポスターというのも意味深だなあ)

で、ドラゴンのヒーローと成りうる者は誰なのかといえば、ペコしかいませんよね。
物語はこれから終盤に入っていきますが、ヒーローとして復活するペコ、それに救われるドラゴンやスマイル……原作よりも大きいカタルシスが期待できそうです。



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小泉老人とデートに出かけたスマイルは、そこでようやくバタフライジョーの悲劇を聞かされます。
怪我を押して出場した旧友の選手生命を奪うようなプレイを君はできるか?と問われたスマイル。

なんと、この問いが、ペコの右膝の違和感と絡んでくる!?
しかし、原作ではペコが怪我を克服するのはドラゴン戦……。本来は、スマイルはペコの怪我で悩むようなことはないはず……。

何故、このタイミングでスマイルにこの問いを投げかけたのか?
これはつまり、インハイ予選決勝のペコVSスマイルの戦いが、本気で勝ちを取り合うものになるということですかね?

さらに、チャイナが卓球ロボットで特訓する描写では、「風間のデータをインプットしてある」という表現が……。
これも、本来なら必要のない伏線なんです。
原作では、チャイナとドラゴンはこの後闘うことはありませんから。

そこをあえてそんな描写を入れてきた……ということは、チャイナとペコの勝負にも一手間あるということですか!?



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面白かったのは、百合枝絡みのシーンですか……(笑)
卓パパの「不味い!」だか「甘い!」だか分からないリアクション良かったし、恋に燃える真田には笑ってしまいました。
「風間、どげんするね?百合枝さんもらうばい!よかね?」最高(笑)

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あと、百合枝のドリフトですか……。
さすがドリフト発祥の国・日本の女子ですね。
彼女の活躍で、今後「ドリフト系女子」流行ると思います。(流行んねーw)

風間に相手にされてもらえず鬱憤を溜めている百合枝ですが、彼女の部屋の前に置かれたヤマユリは真田が贈ったのとは違うから、風間からのプレゼントなのでしょう。
ドラゴンは恋愛よりも卓球を優先しているだけで、相思相愛なんだな2人は。

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あと、ペコの家族とか反則だわーw
お母さん、機嫌いい時のアッコさんみたいだ!(笑)

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