マイティ・ソー
(2011年/アメリカ)
【監督】 
ケネス・ブラナー 
【出演】 
クリス・ヘムズワース 
ナタリー・ポートマン 
トム・ヒドルストン 
ステラン・スカルスガルド 
コルム・フィオール 
レイ・スティーヴンソン 
イドリス・エルバ 
カット・デニングス 
浅野忠信 
レネ・ルッソ 
アンソニー・ホプキンス 
クラーク・グレッグ 
ジョシュア・ダラス 
ジェイミー・アレクサンダー 
マシミリアノ・ヘルナンデス 
ジェレミー・レナー 
サミュエル・L・ジャクソン 

*感想(2014年4月14日、DVDにて鑑賞)

MCUの4作目、つまりアベンジャーズ関連作の一作。 
MCUは、マーベル・シネマティック・ユニバースの略で、「アイアンマン」に始まる一連のマーベル・ヒーロー映画が共有する架空の世界観のことだそうです。 
「アイアンマン」から「アベンジャーズ」までがMCUのフェイズ1となり、現在映画館ではフェイズ2が展開しているわけですね。 



主人公ソーは、神の国アスガルドの王子。
伝説の武器・ムジョルニアを手にしたソーは無類の強さを誇っていましたが、傲慢さが災いし氷の巨人の国ヨトゥンヘイムへと勝手に攻め込んでしまいます。

結果、アスガルドは戦乱の危機に陥り、怒った父王オーディンはソーからムジョルニアと力を奪って地球へ追放します。
地球で目覚めたソーは天文学者のジェーンらと出会い、人間の痛みや弱さを学んでいきますが…。



地球に追放され力を失った神が、改心して王に相応しい者へと成長する話…なんですが…。
これ主人公いつ成長したんですか?(笑)
なんか、特にソーの成長を感じさせるエピソードがなかったような…(´・ω・`)
いつのまにか、いや突然、王に相応しい者になってました。

ヒロインである天文学者ジェーンとの関係も特に何か象徴的なことがあるわけでもなし。
むしろ、セルヴィグ博士と酔っ払って帰ってきたシーンのが印象に残ってますね…。

氷の巨人たちについても、もう少し背景を描いてほしかったですね(´・ω・`)
ヨトゥンヘイムてどんな場所なのか、「ホビット」のオークほども描かれてないので、あれでは隣町の不良の溜まり場に迷い込んで命からがら逃げてきたような、そんな雰囲気です。
国と国、世界と世界の争いという感じがしなかったですね。スペクタクル感なし。

弟で黒幕であるロキも、暗躍はするけど真意がどこにあるのかが不明でモヤモヤ。
悪戯心だけで王国滅ぼしそうな感じなんですけど、あれでいいんですかロキは。
悪い奴ならもっと悪く描写してくれた方が分かりやすいです。



キラッキラな神界の風景と神々のけっこうユルい雰囲気は嫌いじゃないですが…。
その他には、主演のクリス・ヘムズワースの無害そうな笑顔と、時たま見せる肉体美が見所ですかねー。

ホークアイとかS.H.I.E.L.D.であるとか、「アベンジャーズ」へと繋がる要素が散見されますが、本筋の部分であんまり楽しめなかったですね。
つまらない映画ではないのですが…。


ちなみに、日本版ポスターでは浅野忠信が主要キャラみたいな扱い。