ラブリーボーン
(2009年、アメリカ/イギリス/ニュージーランド)

【監督】
ピーター・ジャクソン
【出演】
シアーシャ・ローナン
マーク・ウォールバーグ
レイチェル・ワイズ
ローズ・マクアイヴァー
スーザン・サランドン
マイケル・インペリオリ
リース・リッチー
キャロリン・ダンド
スタンリー・トゥッチ

感想(2014年4月16日、DVDにて鑑賞)

ピーター・ジャクソン監督、シアーシャ・ローナン主演の、ベストセラー小説が原作の現代ファンタジー。



主人公はスージー・サーモンという14歳の少女。
父と母、祖母や妹らに囲まれ幸せな生活を送っていた彼女。
しかしある日の夕暮れ時、以前からスージーを狙っていた男が彼女を地下室へと誘い込み凶行に及び、スージーはそこで帰らぬ人となってしまいます。

死んだスージーの魂はこの世とあの世の間をさまよい続け、自分を喪った家族や友人、自分を殺した男の人生を見届けようとしますが…。



シアーシャ・ローナン見れたらそれで満足すべき映画で、ストーリーがあんまり面白くなかったですね。
何言ってるのかわからない状況に近いものがありました。

この世とあの世の狭間の世界から、現世に遺した家族を見守る主人公。
しかし、会話も交信もできず、そもそも住む次元が違うため、コンタクトはほとんど取れないんですね。

「ここにいるよ」というメッセージすら送れない。
遺族も、まさか主人公の魂が自分たちを見ているなどとは思わず、あくまでも二つの世界は非干渉を貫きながらストーリーが語られていく感じ。

なので、主人公の行動がダイレクトに物語を進めてる感じがしないんですね。
ぶっちゃけ何をしているのか分からないんです。
非常に噛み合わせの悪い話というか…。

見所は、狭間の世界の不思議な光景ですけど、これも特筆するほどのものでもないし…。
殺人者の役を演じたスタンリー・トゥッチの演技も見所かもしれませんが…うーん。
というか、むしろ主人公や家族よりも殺人者の方が見所だった気がしますね。
「サーモン家の子だろ?」ヒィィィィ…。

あと、ラストでは主人公がある決心をするんですけど、ある意味でちょっとがっかりしましたよ(´・ω・`)
犯人を捕まえることよりも、恋の成就を優先しちゃうんですね。
たしかに、もう死んでしまった人にとっては殺人者を恨んでも仕方ないのかもしれないし、14歳の少女らしい、切ない願いだと思いました。

でも、幽霊なんていないという常識を覆して幽霊が家族を見守る話を作ったのに、最後、幽霊がもう家族をそっとしておいてあげようと身を引くという内容はなんなんだろう?
いないものをいる前提で描いてるのに、でもいないのと同じことにして終わってしまったら、そもそも幽霊が登場する必要あったのか疑問です。
たとえ死後のスージーがいなくても、父親あたりを主人公にしたらサスペンスとして成り立つのかも…。