ハムナプトラ2 黄金のピラミッド
(2001年、アメリカ)

【監督】
スティーヴン・ソマーズ
【出演】
ブレンダン・フレイザー
レイチェル・ワイズ
ジョン・ハンナ
フレディ・ボース
アーノルド・ボズルー
オーディド・フェール
パトリシア・ヴェラスケス
ザ・ロック
アドウォール
ショーン・パークス
アルン・アームストロング
ジョー・ディクソン
ブルース・バイロン
トム・フィッシャー
アーロン・イパーレ

感想(2012年5月13日、TV録画にて鑑賞)

「ハムナプトラ」の続編。
1作目とこの2作目はTVでもよく放送されますよね。



死者の都<ハムナプトラ>での冒険から10年。
リックとエヴリンは9歳の息子アレックスと幸せな生活を送っていたが、ある日アレックスが謎の男たちにさらわれてしまう。
アレックスは好奇心から、幻の地にある黄金のピラミッドの場所を知らせるブレスレットをはめてしまったのだった。

リックとエヴリン、そしてエヴリンの兄ジョナサンは、アレックスを救うためにエジプトの秘境へと向かう。
しかし、エジプトではあのイムホテップが現代に再び蘇っており、リックたちの前に立ちはだかる……。



「前回やられた悪役がなんで生き返るの?」という素朴な質問を母が問いかけてきて困ってしまった映画。
いや、そもそも「ハムナプトラ」は死んだミイラが襲ってくる話だから…(笑)

1作目との違いは、アトラクションぽさが増量してたとこでしょうか。
と言っても、1作目と2作目をごっちゃに覚えてる節があります(笑)
実は2作目の舞台は<死者の都ハムナプトラ>じゃない!……ということさえも今知ったくらいだし、見てるようで意外と分かってないのです^^;

ちなみに3作目は中国が舞台で、さすがにそれは「ハムナプトラ」じゃないだろ、と気づいたんですが……。
2作目には今の今まで騙されていたという(笑)

相変わらずのエンタメ・アドベンチャーといった感じで、「恐さ」よりも「愉しさ」が先に立つ作品です。
今作では主人公リックとエヴリンが結婚して子供をもうけており、子供が活躍する映画でもあるのでもう盤石の構え(笑)

<ザ・ロック>ことドウェイン・ジョンソン演じる<スコーピオン・キング>が物語に深く関わっており、冒頭ではスコーピオン・キングの栄光と破滅を描くなんてスケールの大きいこともやってますね。
スコーピオン・キングのスピンオフ映画も作られたくらいだし、本当にこのシリーズは大ヒットしたんですね。

難点を言えば、スコーピオン・キングがアンドロスコーピオン(サソリの下半身と人間の上半身)の姿で終盤登場するんですが、ドウェイン・ジョンソンの顔の再現度が低かったです。
最近ではリアルCGアニメ「キャプテンハーロック」など、実写と見紛うほど精緻に人の顔を再現できるわけですが、2001年当時のCG技術がまだまだ低く、スコーピオン・キングの全身を再現するには力不足でしたね。
よくできたゲームのCGレベルの顔が一瞬映ってしまい、そこで一度現実に戻されてしまうのが残念です。