ヘラクレス(2014年、アメリカ)

【監督】
ブレット・ラトナー
【出演】
ドウェイン・ジョンソン
イアン・マクシェーン
レベッカ・ファーガソン
ルーファス・シーウェル
ジョセフ・ファインズ
ジョン・ハート
アクセル・ヘニー
イングリッド・ボルゾ・ベルダル
リース・リッチー
トビアス・ザンテルマン
ピーター・ミュラン
イリーナ・シェイク

感想(2014年11月1日、109シネマズ富谷にて鑑賞)

いつもならあらすじ書いてから感想に移るんですけど、この作品についてはあらすじ書かない方がいいような気がするので割愛させていただきます。
(けして時間がないとかではない)
(まあ結局感想書いたらネタバレになるんですけどね)



ギリシア神話の英雄ヘラクレスを主人公にしたアクション・スペクタクル。
こういう神話ものって毎年作られてる気がしますよね。
「タイタンの戦い」とか「インモータルズ」とか。

この作品もそういう作品なんだろうなー、伝説の勇者が怪物と闘ってー、王女と恋に落ちてー、オリンポスの神々がー…。
そんなことを観る前は思ってました。
事実、予告編はそういう感じでしたし。

しかし、実際観てみると、そういう話じゃなかったんですよね。
ヘラクレス映画へのイメージは覆されました。
これまでのギリシア神話映画とはまったく違うアプローチだったんです。

予告編含めた宣伝が巧みで、見事に騙されました。もちろん、良い意味で。
でも、逆にあの予告編では鑑賞する気が起きない人もいるでしょうから、これは諸刃の剣なんじゃないでしょうか。
だからこそ、この作品が本当は何の映画なのか観てきた私たちは「あの予告編は良い意味で詐欺だ」と世間に伝える義務があるのかもしれません。



ロックことドウェイン・ジョンソン演じるヘラクレスは安定の一言。
その外見の魅力は予告どおりです。

この作品では、ヘラクレスの仲間たちが魅力的でした。
自分の死期を待ち望んでいる予言者、戦う力を欲している若者などなど。
中でも、野獣テュデウスがお気に入りになりました。彼の笑顔が意外にほっこりします。

至るところにユーモアがあるので、気楽に見られる娯楽映画です。
ああ…これ以上のことは本当に何にも言えない…。
こういう誰でもアクセス可能な場でネタバレトークできないのが、この映画の唯一の欠点かもしれないですね。