ラ・ワン(2011年、インド)

【監督】
アヌバウ・シンハー
【出演】
シャー・ルク・カーン
カリーナ・カプール
アルジュン・ラームパール
アルマーン・ヴェルマー
プリヤンカー・チョープラー
ラジニカーント

感想(2014年12月4日、DVDにて鑑賞)

ゲームが大好きで最強の悪役に憧れる少年プラティク。
プラティクの父でゲームデザイナーのシェカルは、息子のアイディアをもとに、最強の悪<ラ・ワン>が登場するゲーム<Ra-One>を完成させる。
しかし、ヴァーチャルに過ぎないラ・ワンに自我が芽生えたことに気づく者はいなかった……。

ゲームの完成披露パーティーが開かれる中、プラティクは完成したばかりのゲームをプレイする。
<ルシファー>という名前でログインしたプラティクは、ラ・ワンを圧倒するプレイを見せるが、途中でゲームを中断してしまう。
それに怒ったラ・ワンはルシファーの抹殺を誓い、シェカルの会社が完成させていたデータを現実に物質化できる画期的な新技術を利用して、現実世界に誕生するのだった……。



インド映画です。とても面白かったですね。
ゲームのキャラクターが現実に出てくるって時点でけっこうツボなんですが、そんなにSFしていなくて、とても万人向けの作品だったと思います。

というか、そのデジタルデータを現実で物質化するという技術も、冒頭で解説するんですが全然解説になってなかったりして……(笑)
電波とは別の「光線」が実は空間に満ちていて、それを使ってデータを現実化する……っていう回りくどい上になんだかよく分からない説明。「光線」って、それ電波じゃダメなんですか?(笑)

まあとにかくその技術を悪用して、ゲームの悪役<ラ・ワン>が現実世界に出てきて悪さするわけなんですが、それに対抗してゲームの中から出てくる正義の味方<Gワン>が少年プラティクや母親ソニアと共同生活を送る様子もたっぷり描かれます。
まあ、長尺なインド映画ですから、どんなエピソードもたっぷり描かれるんですけどね。

で、そのGワンが、スーパーマンでかつヴァーチャル戦士であり、何故か動くたびにロボットみたいなモーター音がするという、ナンデモアリすぎて結局何なのか分からないヒーローなんですよ(笑)
等身大の人形にデータを移動させて誕生するんですが、モーター音の理由が最後まで分かりません(笑)
そんなわけで、SF作品として見るとツッコミどころ満載で、これはむしろファンタジーと思って見るべきですね。

もちろんインド映画なのでダンスシーンも必見。
Criminalというタイトルの曲でケツ振りダンスしてたのが良かったですね。
なんでも、劇中曲を手がけたのはレディー・ガガのプロデューサーなんだとか……。

ヒロインは劇中でも言及されてましたが「妖艶」な感じ。
あまり好みの顔ではなかったけど、子供がいる設定ならあんな感じですかね。
その子役はなんだか安達祐実に似てる気がしました。

主演はインドのスター、シャー・ルク・カーン。
プロフィール見たらアラフィフなんですね~!
若作りなのはハリウッドのVFXのおかげでしょうか?

そして個人的に嬉しかったのが、インドの大スター、ラジニカーントのカメオ出演。
なんと映画「ロボット」のアンドロイド、チッティ役でほんの少しだけ登場します。
「ロボット」と「ラ・ワン」、どちらもハリウッドのVFXを使い、ロボット(?)を主役にした物語を描いている点で、姉妹作と言ってもよいのかもしれません。