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二十歳のころ
hal

Victor Entertainment, 1999, Japan

曲目

LOVE FOR LIFE
二十歳のころ
NORMAN
痛みの果て
温度
19
終わった恋の唄 SEA ver.
生きていたい
優しい光
SPACE NEEDLE
海で聴いた歌2

感想

hal(正しくはh?l。aの上にアクセント「`」が付いてます)の三枚目のフルアルバム「二十歳のころ」です。
全編シアトルでのレコーディングに挑んだ作品。
楽曲の提供で、Dragon Ashの降谷建志やくるりの岸田繁の名も。
後半はhal自身の作詞作曲による楽曲が集中していて、シンガーソングライターとしての成長も見られますね。

前のアルバムまでのポップな路線から大きく変わって、フォークロックのような音楽に挑戦していますね。
歌の内容も、それまでの明るく・前向き・ほのぼのした歌詞は少なく、悩みや切なさを歌った曲が多いです。
なので、全体的には暗めで落ち着いた印象。彼女のアルバムの中では異色のアルバムになってると思います。

SEA ver.と名付けられたシングル「終わった恋の唄」とかも、冬の海のイメージ。
春とか夏とかよりは、秋とか冬とかの雰囲気を持ってるアルバムです。

シングル「優しい光」のカップリング曲「waiting in the wing」とかはすごいノリノリのガールズロックなのにこのアルバムには未収録。
まあ、このアルバムの内容からいったらああいう曲が入り込む余地はないか……。

暗めですが、スローテンポのバラードが多く落ち着ける一枚です。
ちなみにジャケ写はすっぴんだとか(*´ ω `* )
攻めてますねー