K.K.K.K.K.
カヒミ・カリィ
Polydor, 1998, Japan曲目
One Thousand 20th Century ChairsWhat Are You Wearing?
Qu'est-ce Que Tu Veux?
Clip Clap
Kahimi Kairi et moi
Harmony Korine
The Harder They Come
The Symphonies Of Beethoven
Orly-Narita
What Is Blue?
Kahimi au te'le'phone
感想
カヒミ・カリィの1998年のアルバム「K.K.K.K.K.」。デビューからこの作品までミニアルバムは4枚くらい出してるんだけど、フルアルバムとしては意外にも2作目。
モーマスやいろんなアーティストとの作業で生まれた楽曲が集められています。
東京、ベルリン、フランス、ロンドンを股にかけたレコーディングで、曲のムードも様々ですね。
なんと言っても1曲目「One Thousand 20th Century Chairs」のポップな疾走系ロックが、このアルバムの引きとして最高の一曲。
混声のウィスパー・ボイス(要するにデュエット)による軽快なメロディーがとってもクールです。
この曲は是非聴いてほしい一曲です。
一転、2曲目「What Are You Wearing?」は、オモチャ系エレポップとでも言っていいのか、ロリポップ路線の曲です。
要するに1曲目とはまったく違う雰囲気の曲で、そういうものが混在するアルバムなんです。
そして、ロックとロリポップだけではなく、#8「The Symphonies Of Beethoven」のように妖しく荘厳な曲もあり、#9「Orly-Narita」のようなロマン・ポップと呼べそうなとても大人っぽいムードの曲もあり…。
くるくると表情を変えるこのアルバムは小悪魔的な女性の魅力そのままでもあるのかな…?
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