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シャーロック・ホームズ (2009年、アメリカ)

感想 (2012年3月24日、TV録画にて鑑賞)

アーサー・コナン・ドイルが生み出したあの名探偵シャーロック・ホームズと助手のワトスンが、難事件に挑むアクション・サスペンスです。

監督はガイ・リッチー。
主演は「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr.。知的というよりワイルドな名探偵を演じます。
ワトスン役にはジュード・ロウ。こちらも医者のわりにちょいワルな感じ(笑)
ファム・ファタール(主人公を惑わす悪女)のアドラー役にはレイチェル・マクアダムス。


シャーロック・ホームズをよく知らない僕が見ても「あぁこれは、かなり派手に脚色してるな」って分かるくらい羽目をはずしていますね(笑)
ミステリーというよりは痛快アクション映画。
でも、それがダウニー・Jr.の風貌と妙に合っていて、僕は自然と受け入れられました。
良い意味で原作をぶっ壊した作品。でも、原作好きな人の目にはどう映るかわからないですが。


謎解きについてはよく覚えていないですが、殺人犯として絞首刑になったブラックウッド卿が、なんと蘇って暗躍するという、なかなかに興味の湧く展開。
まあ、何かの薬品で仮死状態にあったんだろう、って素人にもだいたいの予想はつくんですが、そのブラックウッド卿の死亡を確認したのが、ホームズの友人であるワトスン博士だという所が、なかなか上手くできていると思いました。

そして、謎解きの合間を繋ぐアクションの数々……。
いやむしろアクションの合間を謎解きで繋いでいるのかも。

とにかく、ミステリーものにしては珍しく、何も考えないで楽しめる映画でした。