バトルシップ
(2012年/アメリカ)

【監督】
ピーター・バーグ
【出演】
テイラー・キッチュ
浅野忠信
ブルックリン・デッカー
リアーナ
アレクサンダー・スカルスガルド
リーアム・ニーソン

*あらすじ

2012年、ハワイ沖。アメリカや日本をはじめとする世界14カ国の自衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、沖合にエイリアンの母船が降下してくる。演習に参加していた米海軍の新人将校アレックスと、彼がライバル心を燃やす海上自衛隊の指揮官ナガタは、次々と未知の武器を繰り出し激しい攻撃を仕掛けてくるエイリアンに立ち向かう……。

感想(2012年4月19日、MOVIX仙台にて鑑賞)

ユニバーサル100周年記念作品として作られた海洋SFアクション。
監督は「ハンコック」のピーター・バーグ。
主演は、昨夜紹介した「ジョン・カーター」に引き続きテイラー・キッチュ。

そう、何故か昨年2012年の4月はテイラー・キッチュ主演映画が同時期に公開されてたんですよね。
しかもどちらもSFジャンルということで、SF気になる僕は両作品を映画館で観ました。
ちなみに「ジョン・カーター」と「バトルシップ」二日続けて観たんですけど、「まーたテイラー・キッチュ出てるよー……」とは不思議とならなかったです。
主演俳優の顔なんて実はどうでもいいのかもしれない……?


作品の出来というか、立ち位置も「ジョン・カーター」と似通ってますね。
「頭からっぽで楽しむ映画」「深く考えてはいけない映画」要するに「おバカ映画」です。
ツッコミどころとかいろいろあるようなんですけど、正直、気にしたら負けです。

ある意味よくある侵略SFアクションなんですけど、この「バトルシップ」では海戦カッケー!海軍サイコー!が目玉。
お決まりのパターンはサクッと消化して、やりたいこと(海戦や海兵の活躍)を集中してやりきった感もあります。
そういう意味では好感さえ持てる映画かも。

もちろん、最新VFXを駆使した映像は映画「トランスフォーマー」のディセプティコン軍団を思わせるようなギザギザのゴチャゴチャもあったりで、わけわかんないけどカッコイイ!
映像のインパクトとは逆に薄っぺらなエイリアンの設定も、この映画が所詮おバカ映画にすぎないということを物語っていますね。(←褒めてます)
浅野忠信が準主役級の扱いで出てるのも話題になりましたが、あまりインパクトは残せなかったかな……。
まあ、出番も期待ほど無かったし、役柄が悪いですよね。
やんちゃなアメリカンと対照的な冷静沈着な指揮官の役。
そして、対するアメリカンがテイラー・キッチュのあの「やんちゃ顔」なんですから、どうしてもキッチュの方が印象に残りますよね。

テイラー・キッチュは主演作2作見ただけですが、子供っぽい好奇心の塊のような表情をするんですよね。
お、なんか企んでるな?ってこっちまでニヤニヤしてしまいます。
おバカな主役をどんどんやっていってほしい俳優ですね。「バトルシップ」以来見なくなりましたが……。

他にもね、海軍の部下の一人がいかにもな間抜けヅラ素朴な顔だったりね。あの顔はずるい(笑)


女性陣ではヒロイン役のブルックリン・デッカーというブロンドギャルが華を添えています。

ただ、僕が今作で推しておきたいのは、女性海兵隊員レイクスを演じた歌手のリアーナ!
黒髪ショートに褐色の肌、若干つり目で身長は低め。
いや、彼女けして身長は低くないんですが、海兵隊の屈強な男たちと並んだ姿がカワイイ。

で、余談ですが、僕がこの映画を観てリアーナ可愛いなーと思っていた頃、日本では剛力彩芽がブレイクしていたんですよね。(←どーでもいいwww)

とにかく、あんまり深く考えずに、エイリアンの母船の重量感、テイラー・キッチュのバカさ加減、ブロンド美女と褐色美女の競演を楽しむ映画です。
終盤のWe Love America!! We Love Marine!!な展開なんて思わず笑っちゃうと思います。