世にも奇妙な物語 '13 春の特別編

【キャスト】
佐々木希
丸山隆平
小栗旬
檀れい
徳井義実
タモリ (ストーリーテラー)

感想

ドラマ見ない僕でも、なぜかこれだけは見てしまう「世にも奇妙な物語」(笑)
みなさん見ました?我が家は家族全員で見ました(笑)

いやあ、いつもマンネリ気味なので今回は見るのやめようかなとも思ったんですが、実際面白いエピソードが3つもあったので見て正解でした。
ひとつずつ書いていきたいと思います。


呪web

「あなたの代わりに呪います」という怪しいサイト「呪web」を見つけたOLが、日頃の鬱憤を晴らすために試しに上司を呪ってみたら、本当に上司に不幸が訪れてしまうというホラーっぽいお話。
主演は佐々木希、主人公の同僚役で佐津川愛美。


「世にも~」ではよくあるパターンの物語でしたね。最初はちょっとだけのつもりがドツボにハマって抜け出せなくなるホラー。
そこに文明の利器インターネットを絡ませて、得体の知れない感じを醸し出しています。

ネットとか携帯とか、みんながうまく使いこなせていないものだから、そこに何か得体の知れない怖さを感じさせようというテーマなんでしょうね。
実は今回の話は過去の「秋の特別編2012」でも「心霊アプリ」という似たような話がありまして……。(秋の特別編の記事も書いてますので読んでみてください。よく似た話です)
もっと言えば、映画「着信アリ」あたりからこういうテーマは続いてるんですよね。便利な最新家電が実は霊界と繋がってるというね(笑)
つまり「(使い方が)分からない」=「怖い」=「怪談」ということですよね。
これはひとつのジャンルと言っていいかもしれません。

佐々木希の演技に何も期待はしてなかったけど、けっこうホラーに合う顔だなあと思いました。


石油が出た

石油の産出量が激減し大不況に陥ってしまった日本を舞台に、ある日突然、尿が石油になってしまった青年を描くコメディタッチな物語。
政府の秘密組織に追われた青年はある寒村にたどり着き、その村を石油の力で潤していくが……。
主演は関ジャニ∞の丸山隆平。ヒロインに有村架純。村長役で渡辺哲。


今回面白かったエピソードの最初のひとつ。
おしっこが石油になった青年。日常的に停電を繰り返すほど石油不足な日本で超高騰している石油を出す青年。
いやあ、バカバカしくて面白かったです。


村の娘役ですごいめんこい子が出てたんですけど、デビュー3年目の有村架純ちゃんというそうです。
ヤバいですね。こんな可愛い子にシビンを差し出されたら、ヤバいですね!(笑)

あと渡辺哲が村長を演じてたんだけど、最初は良い人なんだけどだんだん石油で私腹を肥やすようになり豹変していく様子が、まるで園子温監督の映画を見ているようでした(笑)
なんてピッタリな配役なんだと……。(でんでんでもよかったぞ!)


AIRドクター

旅客機の中で急患を適切に診断した若い医者が、実は医師国家試験に落ちて死に場所を求めるただの若者だったら……というコメディ。
そして彼に協力する麻酔医や看護師も成り行きでそう名乗ってしまっただけの素人で、周りの乗客も偽者だらけだった……!
主演、エアドクター・小栗旬。その脇を、エアナース・原幹恵、エア麻酔医・相島一之、エア客室乗務員・平岩紙、エア機長・矢柴俊博などが固める。


これが今回一番面白かったですね。
「石油が出た」が面白いと思った直後にそれを越える面白さでした。
エア・ギターにエア・バンド。エアエア言ってる現代社会を皮肉った作品であり、はずみでついた小さな嘘や、周囲の勝手な誤解によって物語が進んでいくという、人間描写も面白い内容でした。

各登場人物によって「実は私は◯◯ではない」と繰り返されるモノローグがツボ。
だんだん次は誰がそのセリフを言うのかそればかりが気になってましたね。
最終的には温湿度計までもが「実は私は時計ではない」と言い出すし!(笑)
これ小栗旬のボケに対しての時計(いや温湿度計)の気持ちが語られるんですが、やってくれますよね(笑)

しばらく我が家では「実は私は◯◯ではない」がブームになりそうです。


不死身の夫

夫のすべてが嫌になった妻が、ある夜夫を撲殺する。しかし、アリバイ工作から帰った妻が見たのは、平然とした顔でピンピンしている夫だった。妻は別の方法で夫を殺すがその度に夫は何食わぬ顔で蘇り……。
主演は檀れい。ちょっと気持ち悪い夫の役には尾美としのり。


これはホラーコメディと言ってもいいのかな。
てか、コメディが好きなんですね、僕は(笑)

檀れいが夫を殺しまくる!撲殺で、絞殺で、刺殺で。
でも、放置していた死体はなくなるし、埋めた死体は掘り起こされるし。
そして夫は何も知らずに平然と帰ってくる。

結局は、夫のことをよく知っている妻が芝居を打つことで物語は終わったけど、なかなかにエキセントリックなお話でしたね。
何度も夫を殺した妻の罪はどうなるの?っていう倫理的・刑法的な疑問にはまったく答えてないですが(笑)

欲を言えば、撲殺・絞殺・刺殺の他に、毒殺とか交通事故に見せかけたりとか、いろいろ他にも殺し方を見せてほしかったですね。
喪服の檀れいさんよかった……///



階段の花子さん

夏休み中の校舎で日直の仕事をしていた男性教師と、そこへ「忘れ物をした」と言ってやってきた教育実習生の女。
二人は校内を見回りながら、この学校に伝わる「階段の花子さん」の話をするが……。
主演はチュートリアルの徳井義実。教育実習生の役で大政絢。


3つコメディ続いた後にまたホラーに戻る、というね……。
まあ、登場人物が二人しかいない中でどう展開するのか気になって見てたけど、終わってみるとまあ当然そうなるよな……という内容ですね。
結局、名探偵花子さんが悪い先生の罪を暴いて罰を与えたというお話。

大政絢がどんどん不気味になっていって怖かったです。







総じて面白かった印象の「'13 春の特別編」。
特に「AIRドクター」は、個人的に今まで見た中でもかなり上位に食い込むエピソードだと思います。
あと、やっぱりこういうのは、家族そろってあーだこーだ言いながら見ると楽しさ倍増ですね。

次は夏の「ホントにあった怖い話」かしら?
いや、でもさすがにホン怖は卒業しようかな……。