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DOG×POLICE 純白の絆 (2011年、日本)

感想 (2013年2月22日、地上波にて鑑賞)

一年に一、二本は作られる「犬の映画」のひとつ。
といっても、飼い主とペットの愛情物語ではなく、警察の警備犬を扱ったサスペンスです。

監督は七高剛。主演は、市原隼人。
共演に、戸田恵梨香、村上淳、カンニング竹山、阿部進之介、時任三郎など。

そして忘れちゃいけないのが、警備犬として登場するシェパードたち。
正確にはジャーマン・シェパード・ドッグというみたいですね。


市原隼人演じる主人公・早川は、まあ、市原隼人が警察の制服来たような感じの熱血漢。(←他に言いようがないw)
しかし、血気にはやる若者が転属された先は、精鋭のハンドラーと警備犬がいる訓練所でした。
早川は備品扱いの警備犬とバディを組みますが、相棒はアルビノのシェパード「シロ」。体力的に他に劣るアルビノであるシロは、警備犬としては活躍できないと思われていました。

早川は凶悪犯罪に立ち向かうため、なんとかシロを一人前にしようと奮闘します。
しかしそんなある日、連続爆破事件が起こり、早川とシロも事件の捜査に参加しますが……。


まあ、あんまり面白くなかったですね。
動物を扱った物語(特に犬の映画)ってあざといような気がして、もともとあまり好きなジャンルではないんですが、これはそれを抜きにしても二流の警察ドラマだったな、と。
(余談ですが、彼氏/彼女の余命が残りわずか、という設定の恋愛映画もあざとくて好きになれません)

市原隼人の熱血演技をニヤニヤ苦笑いしながら見るべきか、いろいろツッコミいれながらワイワイ見るべきか……。
そんな感じの映画でした。締まらないサスペンス。

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主人公が熱すぎてすぐ単独行動なんですよね。単独行動やめろって叱られても単独行動します。もう最強w
その結果、早川とシロがピンチに陥って、シロが早川を助けるために泣ける行動に走る、という展開です。

ただ、終盤一番大活躍したのが、なんと戸田恵梨香演じる女性ハンドラー・水野で、彼女が鉄骨の下敷きになった早川を助けるシーンは映画史に残るケッサクでした。

水野「うおおおおおおおお!」

今をときめくトレンディ女優・戸田恵梨香が「うおおおおおおおお!」ですよ!これはレア!(笑)
もうそこのインパクトだけは忘れられない映画です。

もともと水野はちょっとガード固そうな女の子として描かれてましたが、まさか終盤でそんな男っぷりで魅せてくれるとは思いませんよね。
でも、女の子に瓦礫の下から救い出してもらう男って主人公としてどうなのょ……。
戸田恵梨香がやたら「カッコイイ」映画でした。


ちなみに、劇中でシロを演じた犬は実はアルビノではなく、シェパードには毛色がホワイトのものがあるようです。