ラッシュライフ
(2009年/日本)
感想 (2013年2月25日、DVDにて鑑賞)

伊坂幸太郎の出世作でもある小説「ラッシュライフ」を、某芸術大学の学生たちが映画化した作品。 
いろんな登場人物のストーリーが奇妙に絡み合う物語です。 

出演は、堺雅人、寺島しのぶ、柄本佑、板尾創路、などなど豪華キャスト。 
彼らが演じるのは、独特の美学を持つ泥棒、不倫相手との再婚のため交換殺人を企むカウンセラー、新興宗教の教祖を神と崇める若者、職を失い途方に暮れる中年男性。 
彼らの奇妙なストーリーのひとつひとつが他のストーリーに影響を与えていくという内容です。 

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しかし、良かったのはシナリオ(原作)の部分だけで、いろいろ粗もありましたね。 
一番酷かったのは音声で、録音がなってないのか、役者のセリフを拾えてないんですよね。 
もともとアクションで見せる物語ではないので、セリフが聞き取れないってのはちょっと致命的だと思います。 

学生の制作だからなー、と見る側に思わせてしまうのは、ちょっとどうかなと……。 
まあ酷いのは一部だけなので、鑑賞の際はヘッドフォンで大音量をオススメします。 

他にも、スプラッターのシーンで切断された腕の小道具だけ妙に力が入ってたりとか、ちょっとちぐはぐさは否めない感じですね。 

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それをなんとか補っているのが、原作の良さ、ですかね。 
二人の空き巣、交換殺人、動く死体、拳銃自殺……。 
クスリと笑えるシーンもあるし、えっ?と思うどんでん返しもありますよね。 

ただやっぱり、他の面での拙さは目に付きますけどね。 
これ、「重力ピエロ」と同時期の2009年公開というのもなんだかなーですね。 
他の伊坂映画と比べてクオリティが低すぎるのがちょっと……。