ハリー・ポッターと賢者の石 (2001年、アメリカ)
感想 (2013年3月17日、TV録画にて鑑賞)
J・K・ローリング原作のファンタジー小説の映画化作品。
映画<ハリー・ポッター>シリーズの第1作目。
まあ、説明不要の大人気映画ですね。
監督は、「グレムリン」や「グーニーズ」の脚本を務め、監督としては「ホーム・アローン」を手がけるなど、ファミリー向け映画で活躍するクリス・コロンバス。
<ハリー・ポッター>シリーズでは、この「賢者の石」と2作目「秘密の部屋」の監督を務めました。
主演は、ダニエル・ラドクリフ。
当時11歳でこの大役を射止め、以後、彼の驚異的な成長の速さにお茶の間が注目することになります(笑)
いや、ホント1作目は小さくて可愛らしかった。
ハリーの友人ロンとハーマイオニーを演じる、ルパート・グリント、エマ・ワトソンも同様に可愛らしさ全開ですね。
特にハーマイオニーの普段は強気な性格だけどやっぱり女の子っていう所が素晴らしいです。
他の共演者も含めてすべてイギリス人俳優で固められてるそうですね。
ダンブルドア校長を演じたリチャード・ハリス。
マクゴナガル先生を演じたマギー・スミス。
ハグリッドを演じたロビー・コルトレーン。
スネイプを演じたアラン・リックマン。
書いていくとキリがなくなりそうです……。
物語も細かく書きだすと終わらなくなりそうですが……(笑)
生まれて間もない頃に両親を亡くしたハリーは、親戚の家に預けられ不遇な幼少期を送っていました。
しかしそんなハリーが11歳を目前にしたある時、ホグワーツ魔法魔術学校からの入学許可証が届きます。
ハリーの両親は優秀な魔法使いであり、ハリーにもその力が受け継がれていたのでした。
ホグワーツの門をくぐったハリーは、さっそく出来た友達ロンやハーマイオニーと共に、魔法使いになるための勉強を始めます。
しかし、ある日、学校に隠された秘密に気づいてしまいます……。
「記念すべき1作目」という表現では生ぬるい、「永遠の1作目」です。久しぶりに見たらそんな感じ。
今も色褪せないワクワクに、個人的な懐かしさが合わさって見事な風味を醸し出していました。
魔法が息づく英国の雰囲気……伝統……古式なものを題材にしてはいますが切り口は新しく、新たな魔法使い像を構築することに成功した作品ですよね。
ホグワーツへの特別列車が出る9と4/3番線……。
「ニンバス2000」というスポーツグッズのような名前の空飛ぶ箒……。
生徒たちを寮へと導く(あるいは導かない)動く階段などなど……。
ありそうでなかったイマジネーションが詰め込まれています。
1作目という事で、ハリーもまだ幼いし、どうしても子供向けなファンタジー・アドベンチャーですが、大人の俳優に注目して見ると、それはそれでけっこう面白いですよね。
お固いマクゴナガル先生が、クディッチの試合に勝つことだけはやけに真剣で、観戦中もどこかはしゃいでいたり(笑)
あと、物語の悪役的な立ち位置で登場するスネイプ先生。
しばしば挟まれる彼のハリーへの熱い視線は気にしておいて損はなし。
あと無害そうなクィレル先生の細かい表情にも。
こういう所に気づいてあれこれ詮索しながら見れるのは、僕自身も成長した証かな(笑)
巨大チェスの攻防が面白かったですね。
チェスの内容はほとんど語られないですけど、結末を悟ったロンが覚悟を決めてハリーに指示するシーンがすごくいいです。
クリス・コロンバス監督の手腕が輝いた、ドキドキワクワクの傑作ファンタジー・アドベンチャーです。
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