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エイリアンVSプレデター
(2004年/アメリカ)

【監督】
ポール・W・Sアンダーソン
【キャスト】
サナ・レイサン
ラウル・ボヴァ
ランス・ヘンリクセン
ユエン・ブレムナー

*感想(2013年4月14日、TV録画にて鑑賞)

史上最も凶暴な生物エイリアンと、史上最も残虐な殺し屋プレデターが、2004年の地球を舞台にバトルを繰り広げるアクション映画。
ハリウッドが生んだ2大クリーチャー、「エイリアン」と「プレデター」のコラボレーションですね。
監督は、映画「バイオハザード」の監督で知られるポール・W・S・アンダーソン。
出演は、サナ・レイサン、ラウル・ボヴァなど。
「エイリアン」シリーズのファンならば、ウェイランド社長役でランス・ヘンリクセンが出てるのは見逃せませんね。現地調査に自ら出張ってくるので普通に出番多いです。

…と言っても、仲間が次々と殺されていく…といういつもの流れなので、本当に活躍するのは主役女性とプレデター、そしてエイリアンだけなんですけどね。



2004年、南極の厚い氷の下に発見された謎の地下遺跡。
大富豪であるウェイランドは、考古学者、登山家、採掘業者、傭兵など各部門のプロフェッショナルを招集し、遺跡の調査に向かいます。

調査の最中、突然謎の殺戮者プレデターに襲われるチームの面々。
さらにそこにはエイリアンの卵があり、生まれ出たエイリアンによって次々とメンバーたちが犠牲になっていきます。



エイリアンとプレデターのコラボ作品ということで、お祭り気分の気楽な作品だと思っていたらそんなこともなく、プレデターの時系列とエイリアンの時系列を繋ぐ貴重な作品でした。
それなりに楽しかったです。

エイリアンの部分について書くと、エイリアンの産卵→孵化→寄生→誕生のプロセスを描いていましたし、クイーンの終盤のしぶとさは「エイリアン2」を彷彿とさせてニヤニヤしてしまいました。
2004年が舞台なので、(人間の造った)宇宙船やアンドロイドは出てきませんが、これはこれでエイリアンのツボを押さえていましたね。

プレデターとしては、残忍な殺し屋というイメージを後半は覆して誇り高い戦士部族になってしまいましたが、これはこれでいい人ぽくて愛着が湧きました。

まるでエイリアンとプレデターの「見本市」のようですね。
どちらもツボを押さえていて分かりやすいので、それぞれのシリーズを知らない人でも充分楽しめると思います。
この作品を見てから「エイリアン」や「プレデター」を見始めるのもいいかもしれないですね。