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キャプテンハーロック (2013年、日本)

【監督】
荒牧伸志
【声の出演】
小栗旬 (キャプテンハーロック)
三浦春馬 (ヤマ)
蒼井優 (ミーメ)
古田新太 (ヤッタラン)
沢城みゆき (ケイ)
森川智之 (イソラ)
坂本真綾 (ナミ)
福田彩乃
大塚周夫
麦人
小林清志

あらすじ

遙かなる未来……あるいは遠い過去のことかもしれない……。他の銀河に進出し数多の植民惑星を開拓した人類だったが、ついに異星文明との共存を果たせなかった。人類はいつしか衰退を始め、故郷である地球への帰還を望むようになるが、宇宙に広がった人口は5000億を超え、地球の居住権を巡る争いは血みどろの大戦<カム・ホーム戦争>を引き起こした。戦争を調停するために生まれた統治機構<ガイア・サンクション>によって、地球は聖域として永遠に封印され、人類は帰れぬ故郷を遠くに仰ぎ見ながら前に進む意欲もなく、緩やかな滅びに身を委ねるしかなかった。そんな時代に反抗する男がいた。不滅の肉体を持ち、100年の長きに渡って連合艦への襲撃を繰り返す海賊。その名は、ハーロック。

感想 (2013年9月7日、109シネマズ富谷にて鑑賞)

松本零士原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック」を3DCGアニメーションとしてリメイクしたCGアニメ映画。
監督は「アップルシード」などを手がけてきたアニメーション監督・荒牧伸志。
制作プロダクションはゲームのムービーなどを手がけてきたマーザ・アニメーションプラネット。

声優陣は俳優の起用も多く、小栗旬、三浦春馬、蒼井優、古田新太らが主要な登場人物を演じています。
小栗くんのハーロックはけっこう賛否分かれると思いますが、他のキャストについては概ねよかったのでは…?
逆に、アフレコのキャリアも演技力もある蒼井優が物静かなミーメ役っていう宝の持ち腐れ感が気になりましたね。
女芸人・福田彩乃もそのモノマネの才能をいかんなく発揮していますが、正直エンドロール見るまで気付きませんでした。っていうかエンドロール見て吹きました。この記事では明かさないことにしておきましょう……。


僕はまたもや原作や旧アニメシリーズを知りません。(なんか最近こういう但し書き多いですね)
なので、原作とけっこう別人として描かれてるらしい各キャラクターもまったく違和感なく見れました。

ただ、最近のゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのムービーを思わせるような細い顎はちょっと違和感(笑)
いやむしろそこがこの映画のかっこよさなんですが、なまじ実写に見えるだけに、キャラクターたちが美形すぎるように思いますね。いや、めっちゃ好きですけどね。でもミーメのウエストなんて折れそうですからね?(笑)
あとトリさんの細い首も、限りなく実写に近いこの映画では違和感ありますよ。

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しかし、僕はこの映画好きですね。
何故ならアルカディア号と連合艦隊との戦闘がアツい!
そしてSF設定のスケールが半端ない!

だって、中性子星を兵器として利用してるんですよ連合の奴ら!(笑)
運んでるんですよ、中性子星を!(笑)
それから木星のエネルギーを利用して撃つ兵器とかですね!
とにかくスケールが半端ないんですよね。
(もちろん長距離ワープなんて通常装備ですからね!)

いやあ個人的に「宇宙戦艦ヤマト2199」で宇宙艦隊バトルに目覚めたばかりの僕を唸らせるほどのスペース・オペラでした。

さらに人間同士のバトルも展開されます。
ヤッタランの「パーティータ~イム」は名台詞だし、ハーロックの立ち回りもかっこいいですね。
例のごとく、雑魚の放った銃弾は一発も当たりません!(笑)でもそれでいいんです!


ストーリーも激しくスケールがデカくて、そのせいでちょっと中二病に思えるかもしれません。

大罪を背負ったハーロックが、宇宙の各所に設置している次元振動弾。
それを一斉に起爆した時、何が起こるのか?世界は元通りになるのか?それとも宇宙そのものが作り直されるのか?
そんな謎と不安を抱えたまま最後の設置場所である地球へと向かうアルカディア号。そこで明かされる衝撃の事実……も、やはり中二病?(笑)

テーマとしては、「命は何度も滅びながらも何度も生まれ、その繰り返しがどこまでも繋がっていく」って感じでした……。
世界設定として、どうしようもなく世紀末な終末感・無力感があって、それに対する答が、ダークマターに侵食された世界で花開く命だったと……。
栄枯盛衰、あるいはバイオリズム、それを宇宙規模で描いた作品ということで、やはりスケールでか過ぎて中二病……(笑)

僕らのスケールでも分かる感動は「継承」くらいだったか……?

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まあ、ジェームズ・キャメロンの大絶賛があっても、小栗旬くんのアフレコ挑戦があっても、何故か日本ではあまり興行が振るわなかったみたいですが……。
ただ、この映画、つまらないということではなく、我々がいつも見ているドラマや映画とは違う次元の話をしていますので、映画館で興行すること自体がハンディを負ってる状態なんですよね。

でももちろん、大画面で3D上映で観て大満足な精緻な映像でしたし、これを日本から発信できたのは嬉しいですね。
かつて「ファイナルファンタジー」の映画が同じく3DCGで作られたことがありましたが、あそこからさらに進化した映像が楽しめます。
ハーロックファンはいろいろ思うことはあるでしょうけど、少なくとも「ガッチャマン」よりは愛を感じるリメイクなんではないでしょうか?



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