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CARGO カーゴ (2009年、スイス)

【監督】
イヴァン・エングラー
ラルフ・エッター
【出演】
アンナ=カタリーナ・シュワブロ
マルティン・ラポルト
マイケル・フィンガー
クロード=オリヴィエ・ルドルフ
ヤンツォム・ブラウエン
レグラ・グラウヴィラー

あらすじ

2267年、環境汚染の進んだ地球を捨て、人類はいくつかの宇宙ステーションに避難し?た。しかし宇宙ステーションはすぐに飽和状態となり、人々は劣悪な環境で暮らすことを強いられた。彼らに残された夢は地球そっくりの惑星レアへの移住。医者であるラウラは、姉が待つ惑星レアへの切符を手にするため、他のステーションへの貨物船へドクターとして乗り込んだ。この簡単な仕事が終わればレアへ行ける大金が手に入る。しかし、その貨物船には思いもよらないものが積まれていた……。

感想 (2013年4月22日、DVDにて鑑賞)

劇場未公開のスイスのSFサスペンス映画なんですが、なかなか面白かったです。

環境破壊が進み地球に住めなくなった近未来。
宇宙ステーションの劣悪な環境で生活している人類の残された希望は、地球型惑星レアへと移住すること。
しかし、レアへの移住には大金が必要であり、美しいレアの風景を映したテレビ広告を人々は羨望の目で見るのでした。

主人公のラウラは、既にレアへと移住した姉と通信でやりとりしながら、自分もレアへ行くために働いていました。
女医である彼女が引き受けたのは、ある宇宙ステーションへの輸送船の船医の仕事。
さっそく出航した船でしたが、冷凍睡眠から目覚めたラウラはある異変に気づくのでした。


前半はあの「エイリアン」1作目を彷彿とさせる展開。
実際、僕も前情報ほとんど無い状態で見たので、エイリアンみたいなクリーチャーが出てくると思っていましたが……。
後半は意外な展開が待っていて、驚きの結末が待っていました。

ネタバレしたくない作品なのであまり書きたくないですが、最終的には、政府と情報の問題という2000年代的なテーマになっていきます。
「マトリックス」の要素も少しあるかな……ってゲフンゲフン!

映像的にも拙いCGと感じないくらいに美しい映像でしたね。
ただ、貨物船内のいたるところに漢字とかハングル文字がプリントされてあるので東アジア圏の人は不思議な気持ちになるかもしれませんね。
ハッチの外部側に「乗員組」と書かれてたりね……。(文字の順番間違ってて「乗組員」と書きたかったとしてもハッチに「乗組員」って書く意味ないwそれとも中国語で別の意味があるの?)

ヒマな時にでも見て欲しいくらいにオススメです。



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