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地球の静止する日 (1951年、アメリカ)

【監督】
ロバート・ワイズ
【出演】
マイケル・レニー
パトリシア・ニール
ヒュー・マーロウ
サム・ジャッフェ
ビリー・グレイ
フランシス・ベイヴィア
ロック・マーティン

あらすじ

ワシントンD.C.にある日突然、銀色の円盤が着陸し、人々の見守る中、奇妙な服を着た男が現れた。彼の名はクラトゥ。宇宙人であるクラトゥは、ロボットのゴートを連れ、あることを人類に伝えるために地球へやってきたのだ。クラトゥは、すべての国の代表者が集う会議の開催を要求するが、アメリカ大統領の秘書官には不可能だと断られ、政府施設に監禁されてしまう…。

感想 (2013年7月2日、DVDにて鑑賞)

キアヌ・リーブス主演の「地球が静止する日」のオリジナル版を見てみました。
タイトルはちょっとだけ違くて、「地球の静止する日」。

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@yucke_super_dry
「地球の静止する日」
地球「が」ではなく地球「の」静止する日です。古い方です。キアヌ出てない方です。白黒です。UFOから二枚目が降りてきて、言いたいことがあるから世界中の代表を全て集めろと。それは無理だと答えたら、じゃあ言えないよ、と。
posted at 00:26:42

@yucke_super_dry
「地球の静止する日」
高名な学者と出会い宇宙人であることを証明するために地球上の動力を無効化する。つまり地球が静止した。脅威に感じる政府・軍。クラトゥは世界中の学者たちが集まる会議へ向かうが…。
posted at 00:33:28


リメイクの方だと、地球滅亡の危機が回避された瞬間、世界中が時が止まったように静かになった…という描写がありまして、それが「地球が静止する」ということ。
オリジナルの方だと、宇宙人クラトゥが最初から最後まで友好的な宇宙人で、特に危機とかないです(笑)

地球が静止するのは、クラトゥが自分の身元を証明するために地球上の動力を無効化するシーン。
車や電気、様々な動力が突然停止してしまうんですが、クラトゥは良い宇宙人なので、航空機などの止まったら人死にが出るような動力は止めてない…らしい。
それもほんのわずかな間ですが、オリジナルの「地球の静止する」はそういう意味だったんですね。

時代が変わるとこんなにも解釈や表現が変わるんですね。
ちなみに、クラトゥと行動をともにすることになる女性とその子供の存在はオリジナルとリメイク共通です。

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@yucke_super_dry
「地球の静止する日」
「宇宙に出てまで戦争する気なら容赦しねえよ?」ってことを言って帰ってく宇宙人。制作された時代的に冷戦とか核の恐怖とかがあったのかな…。クラトゥを敵国のスパイと考える人たちもいた。リメイク版は、そういう社会不安じゃなくて、愛の尊さを描いたわけですね。
posted at 00:40:13