カウボーイ&エイリアン
(2011年/アメリカ)
【監督】
ジョン・ファヴロー
【出演】
ダニエル・クレイグ
ハリソン・フォード
オリヴィア・ワイルド

*あらすじ

過去の記憶をなくした男(ダニエル・クレイグ)が砂漠の町アブソリューションに迷い込むが、住民たちからは歓迎されなかった。また、すべては町を牛耳るダラーハイド大佐(ハリソン・フォード)の支配下にあることを知る。男の記憶の手掛かりは片方の手首にはめられた腕輪だけだが、そんな中、町の上空から未曾有の脅威が襲い掛かってきて……。

感想 (2011年10月22日、109シネマズ富谷にて鑑賞)

期待値100%で観に行ったら、かなりフツーな映画に思えてしまいました(無念;)


舞台は19世紀のアリゾナ。カウボーイたちが活躍する時代。
砂漠で目覚めた主人公は記憶を無くしており、左手首には19世紀には不釣り合いな未来的デザインの腕輪が……。
"大佐"が牛耳る砂漠の町にたどり着いた主人公。
そして突如現れた謎のUFO。謎の美女。
カウボーイたちとエイリアンの戦いが繰り広げられる……。

結論から言うと、「カウボーイとエイリアンが戦う」という馬鹿馬鹿しい"設定"が一番面白くて、ストーリーやアクションはわりとフツーの感覚、という感じでした。
Yuckeはそこにかなりがっかりしたわけで。逆に。


「カウボーイ&エイリアン」っていうしょうもなーいタイトル付けておきながら、一生懸命"正攻法"の映画を作っちゃったんですよね。
正攻法……、つまり、お涙頂戴エピソードで感動させようとするんですよ。
それがちょっと白々しい。「あ、これ感動させたいんだな」って冷めて観てしまう。

もっと過激で、荒唐無稽な展開を期待したんですけどね~。破綻しててもいいから。
エイリアンとカウボーイで早撃ち対決させるとか、エイリアンにカウボーイハットかぶせてみるとか、エイリアンが強盗団組織して町を襲いに来るとか……。
他のSFアクションに出てくるエイリアンと変わらないですもん。高度な技術を持ち、やたら獰猛。

なんで「VS」ではなく「&」なのかもスゴイ深読みしたんですよ、僕は?
実は主役のダニエル・クレイグも記憶喪失の宇宙人なんじゃないか……、とか(笑)

でもフタを開けてみると、人間とエイリアンの関係性はまさしく「VS」だったわけで。
厳密に言えば「カウボーイ&アパッチVSエイリアン」という構図が意外と言えば意外ですが、カウボーイとアパッチが手を組むくだりもいたって普通。とにかく想像の範囲を超えない物語。

その一方で、謎のヒロインが自分の正体をあっさりカミングアウトしちゃったのは意外かな……?
でもその正体がやっぱり想像の範囲内で無駄な設定に思えたし。
そもそも、完全に説明係としてのヒロインだったような……。ラストミッションも人の姿のまま完遂しちゃいますからね。「変身しないのかよ~!」みたいな(笑)

オリヴィア・ワイルドは斜め45度が一番美しいです。
僕的に正面は苦手。脱いでても(笑)


ダニエル・クレイグやハリソン・フォードの渋い演技が観たくて観に行った人もいるでしょう。
僕のように、タイトルや設定に良い意味でのB級臭さを感じて観に行った人もいるでしょう。
でも、前者の人は映画のふざけた設定がネックになってしまったかも。
で、後者の僕はまともなストーリー展開がネックになってしまいました。

どっちつかずの微妙な立ち位置の映画かも。
普通にアメリカ軍が侵略者と戦うストーリーの方が……。
(それを言っちゃあおしめえよ)