「タキシード」(2002年、アメリカ)

原題:The Tuxedo  監督:ケヴィン・ドノヴァン  脚本:マイケル・J・ウィルソン、他  製作:アダム・シュローダー、他  製作総指揮:ウォルター・F・パークス、他  出演者:ジャッキー・チェン、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、ジェイソン・アイザックス  音楽:ジョン・デブニー、クリストフ・ベック  編集:クレイグ・ピー・ヘリング  製作会社:ヴァンガード・フィルムズ  配給:ドリームワークス、ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ  上映時間:99分

【あらすじ】
運転の腕前を買われて大富豪デヴリンのお抱え運転手にスカウトされた元タクシー運転手のジミー・トン(ジェッキー・チェン)は、ある日、デヴリンから絶対に触るなと言い渡されていた秘密のタキシードを着てしまう。実はそのタキシードは最新科学の粋を結集したスーパー・タキシードであり、デヴリンはその特殊能力を使ってスパイ活動をしていたのだった!ジミーは、負傷したデヴリンになりすまし、新人諜報員デル(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)とともに危険な任務に挑むが……。



【感想】
(2011年11月20日、TV録画にて鑑賞)

ジャッキー・チェンの○○作目の映画。(知らん!w)
無難な作りのアクション・コメディです。


珍しく、ジャッキーが強くない。(……という設定で始まります)
ジェイソン・アイザックス演じる謎の大富豪が隠し持つ、秘密のタキシードを着たことから超人的能力を発揮するジャッキー。
実は、そのタキシードはジェームズ・ボンドもまっつぁおな最新スパイ・アイテムで、それ一着であらゆる特殊能力が再現できるという優れものなんですね。

大怪我を負った大富豪(の皮を被った伝説のスパイ)デヴリンの代わりに、セクシーな新人スパイ・デルと危険な任務に挑むのですが、初めてデヴリンと組むデルはジャッキーをデヴリンと勘違いしちゃいます。
かくして、ド素人スパイ2人は危険なミッションに挑むのでした(笑)


まあ、とにかく無難な作品ですかね。
ジャッキーのいつもの人柄に、いつものアクション、セクシーなパートナー、勘違いから生まれる笑いに、分かりやすい悪役……。
ただ、セリフが全然入ってこなくて、ストーリーはよく分かっていません(;´∀`)


物語の肝となるスパイ・タキシードは、壁を登ったり踊り狂ったりいろんな能力を発揮しますが、やはり最大の見せ場はアクション。
にも関わらず、いざ戦闘が始まると特殊能力であるはずのアクションが、普通に見えてしまうのがもったいないです……。
ストーリー上は、「平凡な男(ジャッキー)がスーパー・タキシードを着て闘う」展開なのに、実際の映像は「ジャッキーが普通のタキシードを着て闘ってる」ようにしか見えません。

で、見る人の多くが考えるかもしれないけど、「ジャッキーにスーパー・タキシードはいらなくね?」(笑)
それは、瞬間移動を体得したサイヤ人にどこでもドアを使わせるようなものです。ヘリコプターにタケコプターを付けるようなものです。
現実になんでもできるジャッキーに、なんでもできるスーツを着せたところで、あまり驚きはないわけです……。

"着ると超人的アクションを可能にするタキシード"を発想した人は「しめた!」と思ったんでしょうが、「じゃあ、アクションできる俳優をキャスティングして……」って安直な流れが間違いだったんでしょうね、たぶん。
ひみつ道具であるタキシードを着るのは、のび太でなければならなかった。アクション映画に縁のない俳優ほど、この映画にマッチしたのではないかと、勝手に思います。


でも別に、あまり文句を書き並べるほど、つまらなくもない作品。
100作もあるジャッキー映画の中ではつまらない方だと思いますが、ポイントは押さえているので、本当に無難に見れる映画です。
むしろ、ラブ・ヒューイットがセクシーだから男子ウケはいいかも(*´∀`*)♪