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「ノウイング」(2009年、アメリカ)

原題:Knowing  監督:アレックス・プロヤス  脚本:ライン・ダグラス・ピアソン、他  製作:アレックス・プロヤス、他  製作総指揮:スティーヴン・ジョーンズ、他  出演者:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、ベン・メンデルソーン  音楽:マルコ・ベルトラミ  撮影:サイモン・ダガン  編集:リチャード・リーロイド  配給:サミット・エンターテインメント、東宝東和  上映時間:121分

【あらすじ】
マサチューセッツ州のとある小学校で、50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルが掘り起こされた。昔の生徒たちが思い思いに描いた絵の中から、数字が羅列されたメモを持ち帰った小学生ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)は、その頃から不思議な幻聴が聞こえるようになる。ケイレブの父親で宇宙物理学教授のジョン・ケストラー(ニコラス・ケイジ)は、そのメモの数列に意味があることをを発見し、それが、実際に起きた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災害を予知するものであることを突き止める。そして、ジョンの目の前で数列の予言通りに大災害が起こり……。



【感想】
(2011年12月4日、地上波にて鑑賞)

ディザスター・ムービー、SF風味。


監督は、「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス。
主演はニコラス・ケイジ。その他の出演者は、ん~特に有名な人はいない模様です。

ケイジが演じる主人公は宇宙物理学の教授。
男手ひとつで小学生の息子を育てていて、自分の父親とは疎遠。

ある時、子供が一枚の奇妙な紙切れを持ち帰ります。
それは、50年前にルシンダという少女がタイムカプセルに収めた、数字の羅列が書かれた紙。
ただの落書きにも見える数列ですが、なんとその数列は過去から現在までに起こった大事件・大災害の「日時」と「死亡者数」を正確に記していたのでした……!
そして、その数列にはまだ続きがあり……。


いろいろめちゃくちゃな映画でした。
「めちゃくちゃ」とは良い意味でも悪い意味でもあります。

良い意味でのめちゃくちゃは、災害現場の地獄絵図の凄絶さ。
「ハリー・ポッター」シリーズにも参加しているアニマル・ロジックというVFX制作会社が担当してるみたいですが、けっこうリアルです。TV画面でしたが迫力ありました。

映像の視点とかも功を奏しているんでしょうね。
飛行機墜落のシーンを地上にいる主人公の視点から描いたり、地下鉄の脱線事故も車両の中から映してみたり……。
地獄絵図さながらの事故現場で朦朧と歩くニコラス・ケイジの姿が印象的な映画です。


悪い意味でのめちゃくちゃとは、ストーリー背景が雑なところ。
別に、結末にも、謎の正体にも文句はないんですが、どうしても気になる疑問が残りました。

一つは、「なんで、回避できない滅亡を予告したのか?」ということです。
“彼ら”は未来を完璧に把握していて、何年何月何日にすべてが滅ぶことを数列としてルシンダに書かせています。50年前に。

運命は変えられるということを信じていたのだとしても、劇中ではニコラス・ケイジが予言されていた事故に遭遇することで、逆に「運命は変えられない」ことが証明されてしまいます。
あの数列が、主人公と周囲の人々を混乱させ、絶望に陥れることは分かっているはずなのに……?


もう一つの疑問は、「どうして、もっと以前に連れ去らないのか?」ということ。
おそらく選ばれた子供たちを連れ去ったのは「種の保存」が目的なんでしょう。

“彼ら”は遅くとも50年前には滅亡の日を知っていた。
ならば、その時点で連れ去っちゃえばいいじゃんみたいに思っちゃうんですが、どうでしょうか?
例えば、ルシンダとか。適任だと思いますが(笑)
彼らが50年間待った理由、しかも滅亡の直前まで待った理由はなんなんでしょうね?

彼らが人情味に溢れた宇宙人であるなら、上の2つの疑問は解決しそうな気がしますが、でも、情け深い人たちには見えないんですよねえ(笑)


ニコラス・ケイジと息子の絆、そして疎遠だった父親との抱擁。
その辺りの人間ドラマこそ見るべき点かもしれません。
何故、を考えると終わらない映画です(;´∀`)






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