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Dangerous And Moving
t.A.T.u.

Interscope Records, 2005, Russia

曲目

1. Dangerous And Moving (Intro)
2. All About Us
3. Cosmos (Outer Space)
4. Loves Me Not
5. Friend Or Foe
6. Gomenasai
7. Craving (I Only Want What I Can't Have)
8. Sacrifice
9. We Shout
10. Perfect Enemy
11. Obizienka Nol
12. Dangerous And Moving
13. Vsya Moya Lubov
14. Lyudi Invalidi
15. Divine

感想

ロシアのお騒がせデュオとして知られるt.A.T.u. (タトゥー)の2ndアルバム「デンジャラス・アンド・ムービング」 。
このアルバムは以前にも取り上げたと思いますが 、内容については書いてなかったと思うので再レビュー。

t.A.T.u.が、実は作曲家、演奏家、ヴォーカルが全員そろってt.A.T.u.というプロジェクトであることや、初来日で見せたレズビアンという設定やドタキャンなどのわがままな行動が当時のプロデューサーの独断的な指示だったことや、3rdアルバムまで発売して2011年に解散したことなどについては、今回は省きます。(全部書いちゃいましたがw)


1stよりも明らかに良い出来のアルバムですね。プロデューサーの交代によって得たものが大きいと思います。
なんつーか、パフォーマンスで売ろうという方針から180度方向転換して、より曲のメッセージ性が増した感じ。
インストもスタイリッシュになった気がするし、ヴォーカルのレナたん(いや、正確にはリェーナらしい)とジュリアたん(いや、ユーリャ)の歌唱力も本物になったと言える気がします。特にユーリャの声は少し丸くなって深みが出たかも。

楽曲も相変わらずの暗く重くポップな印象。
期待を膨らませるイントロダクションに続いて、アノ曲を彷彿とさせる#2「All About Us」のダークで儚いコーラス。
#3「Cosmos(Outer Space)」の軽快に危機感を煽るようなフレーズ。
そして#4「Loves Me Not」のサビの力強いヴォーカルと爆音は今度はアノ曲を思い起こさせます。
この辺りまでは本当に好きな部分。

後半も良曲が多く、#8「Sacrifice」のように切なく激しい歌だけじゃなく、#9「We Shout」みたいに美しいメロディの曲もあって、本当に深みが出てきたことを実感しましたね。

やはり、忘れちゃいけないのは、1曲目でイントロだけ流れた「Dangerous And Moving」の完全版#12。
やぁーもうコレ本当かっこいい♪シンセがなんともいえないんす。

本当ならここで終わる名盤なんですが、初回盤は「Dangerous And Moving」のロシア語Ver.含むボーナストラック3曲でまだまだ続きます(笑)
#15「Divine」も好きな曲。これはどっちかというとインスト曲で、歌詞も一言「Divine~♪」だけなんですが、好きですね~こういう音楽♪