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電気グルーヴとかスチャダラパー
電気グルーヴ×スチャダラパー
Ki/oon Records, 2005, Japan

1. 聖☆おじさん
2. ナンバーズ
3. Twilight
4. ANI VS 瀧
5. 瀧 VS ANI
6. 英数/かな
7. 機材屋ロックンロール
8. 目ゲキ者!!!!
9. ミッドナイトコネクション
10. Love Love Session
11. B.A.P.
12. 羊たちのエレジー
13. マシーン少女タムタム~おわりの唄



電気グルーヴとスチャダラパーのコラボレーション作品。
その名も「電気グルーヴとかスチャダラパー」。
ユニット名は電気グルーヴ×スチャダラパー。
まぁややこしいけど、ややこしくて困るシチュが思い浮かびません。

5人の中年による言葉遊びアルバムです。


#1「聖☆おじさん」で笑撃の幕開け。聖はセイントと読みます。パワフルでアグレッシブで多趣味で頑固な謎のおじさんについて歌っています。一時期、リア友の風来坊とカラオケで毎回歌っていた個人的に懐かしい曲でもあります。(最近歌ってないなぁ…)ちなみに漫画家・中村光の「聖☆おにいさん」はこの曲名がタイトルの由来であるとか。
#2「ナンバーズ」は数え歌をモチーフにした曲。もちろん電気とスチャによってとんでもない数え歌に仕上がってます。#6「英数/かな」も1,2,3やABCで始まるラップの競作といった感じ。

#3「Twilight」はこのアルバム中で唯一、笑いを排除した曲。それ故に名曲(笑)キレイな曲です。これもラップ部分が同じ歌詞を繰り返すので、風来坊と半分ずつ歌うのにちょうど良かった曲です。あぁ、懐かしいなぁ…。

#4「ANI VS 瀧」と#5「瀧 VS ANI」はスチャのANIと電気のピエール瀧によるディス合戦の形式。瀧がラップっぽいラップを披露しているのがなんかウケます(笑)
#7「機材屋ロックンロール」は歌詞の一部が音楽機材などのメーカー名や音楽用語に聞こえるという面白い曲。実際、音楽やる人は聴いてて楽しいと思います。歌詞見ながら聴くと、メーカー名の部分が聞き取りにくいかも。
#8「目ゲキ者!!!!」は瀧をネタにしたラップ。瀧語録が合間で挟まれます(笑)

#9「ミッドナイトコネクション」はちょっと一休みの小噺ショー。なぜか荒川良々がラジオDJに扮してますが、なんか彼ならジャケ写に馴染みそう(笑)
#10「Love Love Session」はうねるベースが軽快なノリのいい曲。なんか#9からの流れがYMOの何かであったような気が…。
#11「B.A.P.」は、彼らが特務ポリスに扮する、太陽にほえろ!な曲。

#12「羊たちのエレジー」はANIのリアルなぼやきが聞ける一曲。「あぁ、歌唱印税で暮らしてえなぁ~」という一言が本気すぎて笑える。
最後は#13「マシーン少女タムタム~おわりの唄」で、電気もスチャも歌わないまま終幕。歌うのは、アニソンの女王・堀江美都子さん。
なんなんだ、このアルバムは……。

ていうか、全曲、砂原良徳の編曲らしいですわ。なら歌えばいいのに(笑)6人でいいのに。


注目すべきは初回特典のフォトブックと、DVD。
5人の鬼怒川観光の旅行写真と、そのスライドショーが収められています。
なんなんだ、このアルバムは……。