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LUPIN the Third -峰不二子という女-

*あらすじ

第13話 峰不二子という女(後篇)

因縁の地グラウコスでアルメイダと対峙する不二子。不二子の過去に隠されたものとは一体なんなのか?数奇な運命に導かれて、ルパン、次元、五ェ門、銭形もこの地に集結する。そして、すべてを裏で操っていた黒幕がついに正体を現し……。

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*感想(第13話、及びシリーズ総括)

「峰不二子という女」まとめてレビューも今回で最終回。
第13話(最終話)の感想と、シリーズ全体の総括で締めくくりたいと思います。
DVDなどでこれから見るって人は以下の文章、ネタバレに注意です。今回ばかりはシリーズの根幹に関わるネタばらしもありますので、まだ見てない人は本当に読まない方がいいです!自己責任でヨロ!





*以下、重大なネタバレを含みますので未見の方は閲覧注意!!





ついに対峙した不二子とアルメイダ伯爵。
しかし、そこからさらに物語は思わぬ展開へ。
決着を付ける相手はアルメイダではなかったんですよね~。

文字が飛び出す壁とか、ケレン味たっぷりの病床の女とか、フクロウ頭の意外な正体とか……。
最終話で、物語が収束するどころか膨らみまくってたのは、さすがルパン三世シリーズだな~と思いました。

そして、すべての謎が解けて、不二子の過去もついに明かされ……?

いや、これ……明かされてないよ!



不二子はある女の「もしもの人生」を歩むために記憶を改竄され「峰不二子」という役を演じていたにすぎない……というのが黒幕の回答なんですが、不二子の主張では、記憶を上書きされる前から不二子は不二子だったという……?(これって、トータル・リコールじゃないか?w)
つまり、不二子が今まで事あるごとに思い出してきたアルメイダとのトラウマ記憶は上書きされたものなので偽の記憶なんだけど、不二子の人格形成に関係するものはその記憶上書き以前にあり、トラウマ記憶が果たした役割ってアルメイダへの恐怖心くらいしかなかったってこと?

じゃあ、不二子のあの人格を作った要素ってなんだったんでしょう?
それこそ「峰不二子という女」の因子なんですけど……。
その点については、納得のいく答えはなし。
強いて言うなら、「謎めいた女」が不二子であり、「女の過去を聞くなんて野暮よ」ということなんでしょうね。



ってなわけで、「峰不二子の過去が解き明かされる」という点から考えると、視聴者は思いっきり騙された格好になるんですよね、コレ(笑)
不二子の過去のトラウマ記憶やエンディングのイラストなどを挿入して、「不二子は過去に酷い体験をしており、それが今日の峰不二子という女の人間性につながっている」と思わせておいて、最終話でその記憶は嘘でした、エンディングも最終話なので別ヴァージョンというね!(笑)
幼い頃の不二子として登場した子が不二子じゃなかったというね!

しかし、激しくしてやられた感じがすることは事実ですが、それが別に悪い気がしないのは、多分、それが不二子に騙されたから。
毎話、サービスありましたしね。不二子のみならず、他のキャラクターの活躍も充分に描かれていて良かったです♪個人的にはウブな五ェ門が不二子の次くらいに良かった(笑)

つーか、五ェ門については完全放置の終わり方だったけどあれでよかったんだろうか?
なんか、ものすごい誤解を抱えたまま終わってしまったけど……。
テレビスペシャルとかでは、不二子に対して無関心を決め込んでたりするゴエだけど、ああいう終わり方だと、次に別の作品でゴエを見た時に吹いてしまうかもしれない(・∀・)ニヤニヤ

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※むしろこのシリーズは、五ェ門が新しい自分を発見するためのシリーズだったかもしれないw



ラストは、仕返しなのか、解放なのか、あるいはその両方なのかよくわからないけど、不二子の良心的な面も垣間見れる爽やかな結末。
で、なんかひさしぶりに聞いた気がするルパンの「不二子ちゃ~ん!」と、その上をいく不二子の様子はいつものテレビスペシャルの陽気な感じが戻ってきたかのようでした。
(時系列考えると、「戻ってきた」ではなく「始まった」かな……?)

峰不二子の過去という意味では結局、ウィキペディアの項目を増やすようなことは何もなかったんだけど、ルパン三世シリーズの前日譚、ルパンたちの出会いを描いたという点ではとても貴重な内容でした。

ただ、こちらでは地上波での放送がなくて、期間限定のネット配信でしか見れなかったのが残念です。
これを機にまたアニメを見てみようかなと思ったんですが、第一にそんなにアニメが放送されてない地域なのでね……。



第1話~第4話感想

第5話~第8話感想

第9話~第12話感想