踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件

【演出】
本広克行
【脚本】
君塚良一
【出演】
織田裕二 (青島俊作)
柳葉敏郎 (室井慎次)
深津絵里 (恩田すみれ)
ユースケ・サンタマリア (真下正義)
伊藤淳史 (和久伸次郎)
内田有紀 (篠原夏美)
甲本雅裕 (緒方薫)
川野直輝 (栗山孝治)
滝藤賢一 (王明才)
北村総一朗 (神田総一朗)
斉藤暁 (秋山春海)
小野武彦 (袴田健吾)
小栗旬 (鳥飼誠一)
イ・ヘイン

あらすじ

湾岸署の強行犯係係長の青島は、強行犯係のメンバーとともに「交通安全教室」を開催するなど、いつもと変わらぬ日々を過ごしていた。そんなある日、中国からの研修生として強行犯係に来ていた王が、日本人女性と結婚することになる。署を挙げて王さんの結婚披露宴を成功させようと、湾岸署はにわかにお祭りムードに…。幹事に立候補した青島もいつも以上に忙しく過ごしていた。そんな中、国際指名手配されている結婚詐欺師が来日したとの情報が入り…。

感想

「踊る」シリーズの劇場版完結編の公開に合わせて放送された、TVスペシャル。
副題の「サラリーマン刑事と最後の難事件」は、TVドラマ第1話の副題「サラリーマン刑事と最初の難事件」にかけてるんですね。
(本当にこれが最後の難事件なら、完結編では事件起こらなくなってしまうなw)
完結編の一ヶ月前の出来事を描いたそうです。


まあ、相変わらずのユーモアたっぷりで、ラストは泣かせる展開でした。
冒頭は気合いの入り過ぎたカースタント交通安全教室に始まり、いつものお祭りのような署内の風景。
前作にあたる劇場版3作目で湾岸署の引っ越し部長を務めた青島は、今回は王さんの結婚披露宴を取り仕切る幹事をやってました(笑)
完結編直前のTVSPだからかなぁ、全体的に思いっきりふざけてましたね♪(いい意味で)
署長になった真下が前署長にそこはかとなく似てたりとか、新スリーアミーゴス誕生と思いきや二つのスリーアミーゴスによる派閥争いが勃発したりとか…。
一番ふざけていたのは、すみれさんと室井さんの縁談話が持ち上がったことかな(笑)


完結編につながっていきそうな出来事としては、まず第一に青島の仲間を思う気持ちが明確に示されたこと。
道を踏み外しかけた部下に対して「俺たちは家族なんだ」と訴えます。
前作「踊る3」でも、「仲間」という言葉がキーワードになっていましたが、個人的にはそれが取って付けたような印象だったので、今回で再び「仲間」を描いたことでようやくハラオチした感じです。

前作で見せ場のなかった栗山くんも今回はITに強いという長所を活かして活躍してましたしね。
「踊るFINAL」でも「仲間」「家族」という部分を強調してれば面白いかと。

逆に、青島とすみれさんの絡みは少なかったかな~?
二人並んで「(真下の仲人なら)じゃあ結婚しないっ」っていうのは吹いたけど…(笑)

すみれさんは今回、ある決意を室井さんにだけ打ち明けました。
これは間違いなく「FINAL」で語られるエピソードですね。てか、予告編でも言ってますよね、たしか。
「踊る」の「FINAL」は、寂しい別れで感動的に終わるのか、それとも団円で(まだ続くかのように)終わるのか…。非常に気になるところではあります。


前作で登場した鳥飼が、室井とは相入れない考え方であることも明確に示されましたね。
上層部に行って正しいことをやるためには信念を捨てられない室井と、権力を手にするために手段を選ばない鳥飼。
この2人の考え方の違いが「FINAL」でどんな結果を生むのか…。

また、今回話題に挙がった国民の金銭の流れを監視する部署。
個人的には「FINAL」でも出てきてほしいな。でも、「FINAL」まで一ヶ月しかないから稼働までは行かないかな…。


今回のドラマSPを見たら、絶対完結作も観たくなるってのは分かっていたんですが、やっぱりそうなりましたね(笑)
今まで「踊る」はTV放映でしか見たことなかったんですが、むしろこのシリーズを懐疑的な姿勢で見てたんですが、まさかここにきてこんなに気になりだすとは…。
ヒマな時にでもフラッと観に行こうかなと思います。