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るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
巻之十一 崩壊の序曲
巻之十二 京都大火

和月伸宏
集英社 ジャンプ・コミックス(1996)

あらすじ

師匠・比古清十郎のもと、奥義伝授の修行に入った剣心。一方、四乃森蒼紫を味方に引き込んだ志々雄一派は、御庭番衆の拠点・葵屋を夜襲する。蒼紫と翁、二人の決闘に駆けつけた操が見たものは…。

感想

るろ剣・懐かしレビュー、今回は11巻と12巻。
京都編・前半の佳境といったところですかね。


師匠の暮らす小屋で再会した剣心と薫。
意外にあっさりしたやりとりでしたが、その中にも優しさや信頼関係の強さが見える場面でした。

一方、操の周辺では不穏な空気が……。
操が慕う御頭・四乃森蒼紫が志々雄一派と合流。抜刀斎の居所を探るために翁と対決します。
翁にとって最大の見せ場ですね。トンファー振り回して勇ましい♪この巻以外はただの面白老人ですからね。

とにかく、操にとっては、蒼紫と翁という親しい人をどちらか失うという辛い経験……。
……だったにも関わらず、立ち直りが早いというか、さすが少年漫画というか、すぐさま「自分が御頭を継ぐ!」という爆弾発言があるあたり、本当にほのぼのして読めます。
そんな11巻。


続く12巻では、いよいよ剣心の奥義習得が描かれます。
飛天御剣流奥義、その名も天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)!!
師匠からの命懸けの伝授になるわけですが、ここでもひとエピソードあり。当たり前ですが左之助の二重の極み習得よりもページを割いてることは言うまでもないですね。

師匠の比古清十郎が、自信過剰でかなり面白い。いや、実力過剰ゆえの自信か(笑)
性格も、過去に半分囚われて悩んでる剣心に比べて、サッパリした人なのでセリフとかも割と好きです。
この人は京都編・後半でもう一つ見せ場があります。


志々雄一派の方は十本刀も揃い、いよいよ決起作戦を開始。
奥義を習得した剣心、斎藤一、左之助が集結し、志々雄の軍艦「煉獄」に乗り込みます。
剣心と志々雄の再びの対峙ですね。


そして、京都編は後半へと突入。
志々雄の本拠地へと乗り込んでいきます。

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