漫画「るろうに剣心」のレビューを少しづつ更新中ですが、その中に出てくる名台詞をご紹介したいと思います。
全28巻という長めのストーリーですので、とりあえず今回はちょっとだけ。漫画のレビューと並行してやっていきます。
「るろ剣」を読んだことのある人は名台詞で懐かしんでもらって、読んだことない人には興味を持ってもらえれば幸いです。

漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」名セリフ集
其之一

巻之一

誰にだって語りたくない過去の一つ二つあっておかしくないわ。あなただってそうでしょ?だから流浪人(るろうに)してるんじゃないの? ――神谷薫
るろ剣・第一幕(第一話)の台詞。壮絶な過去を背負って生きている剣心の心に響いた言葉。しかし、薫のこの人の良さが悪人に騙される隙を生み出したとも言えます。


剣は凶器。剣術は殺人術。どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実。 ――緋村剣心
第一幕で、剣術について剣心の口から語られましたが、実はこれは師匠の受け売り。後の巻で師匠の口から剣心への戒めとして語られます。


けれども拙者はそんな真実よりも、薫殿の言う甘っちょろい戯れ言の方が好きでござるよ。 ――緋村剣心
上の台詞に続けて発せられた言葉。最初に厳しい真実を突きつけておいて、後から甘い台詞を吐くという……。ヒモの人は覚えておきましょう(笑)


抜刀斎に居て欲しいって言ってるんじゃなくて、私は流浪人(るろうに)のあなたに居て欲――! ――神谷薫
恥ずかしい台詞を言ってる途中でそれに気づいて顔を赤らめる薫。「いてほ……!」


剣一本でもこの瞳(め)に止まる人々くらいなら、なんとか守れるでござるよ。 ――緋村剣心
これが、不殺(ころさず)を誓い、逆刃刀を振るう剣心の現在の信念。


この逆刃刀の逆刃は、人以外の物は容赦なく斬り捨てる。 ――緋村剣心
やっぱり物語始まったばかりなので、何を斬らないで何を斬るのかというルールの提示は必要。

巻之二

俺はもう「斬左」じゃねェ。斬馬刀は無えし喧嘩屋もやめた。今はただの喧嘩野郎の「相楽左之助」。今のお前が人斬り抜刀斎じゃねェ様にな! 
――相楽左之助
喧嘩屋稼業が唯一の収入源だったらしく、この後「タダ飯食らいの左之助」になります(笑)


まだだな。まだお前は幕末(むかし)の抜刀斎には遠く及ばない。今のお前は煙草三本吸う間に殺せる。 ――鵜堂刃衛
人を斬らなくなったことで、人斬りとしての勘が鈍っていると剣心に諭す強敵・刃衛。


我!不敗!也! 
我!無敵!也! 
我…、最強なり! ――鵜堂刃衛
自らに暗示をかけることによって身体能力を高める刃衛の秘術。こういう暗示は実生活でも応用できそう。人前では絶対できないけど(笑)


俺が殺すと言った以上、お前の死は絶対だ。 ――緋村剣心
人斬り抜刀斎キターーー(≧▽≦)ーーー!!


そんな目は止せ、抜刀斎。俺を殺すと言った時のお前はもっといい目をしていたぞ。 ――鵜堂刃衛
もーすごいギラギラしてたんだからっ♪お前の目ッ♪


人斬りは所詮死ぬまで人斬り。他のものには決してなれはしない。お前がいつまで流浪人などといってられるか、地獄の淵で見ててやるよ。 ――鵜堂刃衛
これは物語通しての重要なテーマでもあるわけですよ。それを見守ってやると言っている刃衛がもうね!


うふふ。 ――鵜堂刃衛
で、最期の言葉が「うふふ」だもの!すごいね!この人!





とりあえず今回はここまで。
たった2巻分しか進んでないんだけど、あんまり一度にたくさん取り上げると埋もれてしまうセリフもあるだろうし……。
あと、個人的に刃衛が好きすぎて、どうしても彼の台詞が多くなってしまいました。
次回はもっといろんなキャラクターの台詞をご紹介したいと思います。