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Futurama
Supercar

Ki/oon Records, 2000, Japan

曲目

Changes(Instrumental)
PLAYSTAR VISTA
Baby Once More
White Surf style 5.
Star Fall
Flava
SHIBUYA Morning(Instrumental)
Easy Way Out
Everybody On News
Karma
FAIRWAY
ReSTARTER
A.O.S.A.
New Young City
Blue Subrhyme
I’m Nothing

感想

4人組ロックバンド、スーパーカーの3枚目のオリジナル・フル・アルバム「フューチュラマ」。
デビュー間もない頃から解散するまでスーパーカーの音楽にハマり続けた僕としては彼らのアルバムはどれも個性的でどれが一番って言えないけど、人に勧めるとしたら間違いなく最初にオススメする一枚です。


スーパーカーの音の特徴って、ノイズギターと打ち込みの2つが挙げられるんですが、アルバムごとにその2つの要素の比重が全然違うんですよね。
デビューアルバムは打ち込みなしのノイズギター・アルバム。逆に4枚目のオリジナル・アルバム「HIGHVISION」では打ち込み中心になっていて、ロックバンドという印象はほとんど感じなくなってるんです。
で、この3rdアルバムはロックとエレクトロがちょうどいい割合でブレンドされてる、一番ポップなアルバムです。


まず、前半はスペーシーな曲が多め。
#2「PLAYSTAR VISTA」、#4「White Surf style 5.」などは新世紀に相応しいフューチャーな曲。
#3「Baby Once More」はスペーシーではないけど、繰り返されるブレイクビーツとコーラスが心地よい楽曲。
#5「Star Fall」や#6「Flava」も聴けば聴くほど味が出てくる曲です。

中盤のクライマックスはやはり#11「FAIRWAY」ですね。
もともと原曲が好きだというのもあるけど、前曲「Karma」からの流れが素敵すぎます。
シンセのギミックが新たに加えられていて、けっこうゴチャゴチャしてますがそこがかっこいい!
そして、#12「ReSTARTER」の疾走感に繋がっていくんですが、この曲がこれまたかっこいい!
ギターのリフレインがキテます。

終盤は一転、マイナー系の落ち着いた楽曲が続きます。これがまた名曲ぞろい。
切ない歌詞とアルペジオの#13「A.O.S.A」、重厚なストリングスとの融合を果たした#14「New Young City」、変則的なビート(4分の5拍子?)で幻想的な響きを生み出したロック#15「Blue Subrhyme」、そしてラストはすべてが洗われていくような夜明けのバラード#16「I'm Nothing」。

ナカコー(Vo. Gt.)のソングライティングの真髄が聴ける終盤の4曲。
全体通してこんなに素晴らしいアルバムはなかなかないと思いますね。

ちなみにナカコーとミキちゃん(Vo. Bs)は現在もLAMAというバンドで活躍中ですので、興味湧いた方はそちらもチェックしてみてください。