bca6abf1.jpg


FANTASMA
Cornelius

Trattoria Records, 1997, Japan

MIC CHECK
THE MICRO DISNEYCAL WORLD TOUR
NEW MUSIC MACHINE
CLASH
COUNT FIVE OR SIX
MONKEY
STAR FRUITS SURF RIDER
CHAPTER 8 ~Seashore And Horizon~
FREE FALL
2010 
GOD ONLY KNOWS
THANK YOU FOR THE MUSIC
FANTASMA
FANTASMA SPOT
FANTASMA (Alternate Version)
CHAPTER 8 ~Seashore And Horizon~ (Demo)
TYPEWRITE LESSON (Demo)



コーネリアス(小山田圭吾)の3rdアルバム「ファンタズマ」です。
実験音楽的でもありながら、めちゃくちゃポップな一枚。
まあ、このアルバムは名作なので、語るより聴け!って感じですねー。
むしろ語ることが多すぎて語れない(笑)


実験音楽ときくと、暗く静かな音楽と、音を詰め込みまくった音楽の二つの方向性が頭に浮かぶんですが、このアルバムは後者のコンセプト。
いろんな音楽・仕掛けを詰め込んでポップに仕上げてます。

例えば#1「MIC CHECK」からして、マイクチェックしている何気ない呟きがヒップホップになっていくというもの。
ちなみに「バイノーラル録音」という特殊な録音方法でレコーディングされたそうです。

2曲目はディズニーパレードのような騒がしさの「THE MICRO DISNEYCAL WORLD TOUR」
そして爽快なギター・ロック#3「NEW MUSIC MACHINE」など、ジャンル特定不能なくらいノンジャンルなんですよね。(強いて言えば、ジャンル「コーネリアス」でしょうか)


とにかくすべての曲が強烈なインパクトを与えてくれるアルバムですね。
その中で特に注目の曲をムリヤリ挙げるならば…、変拍子ロックの#5「COUNT FIVE OR SIX」、2010年代でも充分通用する(むしろ今こそ聴いてほしい)ミディアム・エレクトロ#7「STAR FRUITS SURF RIDER」とかですかね~。
まあでも本当にどの曲も、面白く・楽しく聴けるんですよね。


ちなみに2010年には、元・電気グルーヴの砂原良徳のリマスタリングで再発売されてます。(画像は1997年発売の通常盤)
そちらはレア音源などを収めたボーナス・ディスクとのセットなので、リマスタリングでどう変わったか聴き比べたいし、いつか欲しいなあ。