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『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年、アメリカ)

原題:Ghost  監督:ジェリー・ザッカー  製作総指揮:スティーヴン=チャールズ・ジャッフェ  製作:リサ・ウィンスタイン  脚本:ブルース・ジョエル・ルービン  出演者:パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ  音楽:モーリス・ジャール  撮影:アダム・グリーンバーグ  編集:ウォルター・マーチ  配給:パラマウント映画  上映時間:128分

【あらすじ】
強盗に襲われ命を落としたサムは、幽霊となって恋人モリーの側に現れるが、彼女にはサムの言葉は聞こえず、触れることもできなかった。やがて自分を殺した強盗が彼女にも迫っている事を知ったサムは、彼の声を聞く事の出来る霊媒師の力を借りて危険を知らせようとするが……。



【感想】
(2010年12月26日、TV録画にて鑑賞)

強盗だけじゃないんです。同僚が失意の恋人に言い寄ってくるんです。
これはゴーストになってしまったサムにとって“横取り”以外なにものでもなく、そのサムの顔に浮かぶ嫉妬の表情が素晴らしかったですね。

全体的にウーピー・ゴールドバーグがいたおかげで、くら~くならずに済んだんじゃないでしょうか?彼女がシスターに小切手を寄付するシーンは思わずニヤリとしてしまいました。ちなみにウーピー主演の『天使にラブソングを…』はこれの2年後の作品。

しかし、終盤のサムが霊媒師の体を借りるシーンはちょっと笑っちゃいました。
だってはたから見たらデミ・ムーアとウーピーが抱き合ってるわけでしょ?
感動的なシーンを茶化してしまって申し訳ないですが、でも一瞬脳裏をかすめたもので、そんな光景が(;´∀`)


20年前の映画ですけど、天国へ行く時や地獄へ堕ちるときの特殊効果は、今見てもけっこう面白かったですね。「電脳コイル」の黒い人影は、この映画がルーツだったりして。(あれは地獄じゃあないか……)
なにより死んだ瞬間、肉体から霊体がぴょーんと飛び出すように離れる、という設定が良かったです。本人(霊体)は衝撃を受けただけのつもりで平然としてるんだけど、振り返るとぐったりしてる自分がいて、その時自分が死んだことに気づく……。うわーおもしれー\(-o-)/
いつか僕もそうなる日が来るのでしょか!?

サスペンスの要素もあるし、地下鉄の幽霊はやっぱり根はいい人だし、恋愛ものにしては満足できた映画ですかねー。
20年の時を経て制作された日韓版はどうなんでしょう?なんだか評価低い……みたいですが(・_・;)