『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』(2009年、日本)
監督: 長谷部安春 製作: 松本基弘、上田めぐみ、香月純一、西平敦郎 脚本: 飯田武(櫻井武晴) 出演者: 六角精児、萩原聖人 音楽: 池頼広 主題歌: エレファントカシマシ「絆」 撮影: 上林秀樹 編集: 只野信也 配給: 東映 上映時間: 105分
【あらすじ】
3万人のランナーと15万人の観客を狙った、東京ビッグシティマラソン爆弾テロ事件。特命係の杉下右京と亀山薫が犯人追跡に奔走する中、鑑識課員の米沢守は、マラソン参加者の映像の中に、別れた妻・知子の姿を見つけてしまう。
会わなければ後悔する、そう直感した米沢は、自宅アパートの前まで来るが、結局呼び鈴を押せないまま帰ってしまう。
それから2日後、知子の部屋から女性の変死体が発見され、米沢に出動要請がかかる。だが米沢は、知子の体にあるはずの二つ並んだほくろがないことに気づく。死んだ「真鍋知子」は元妻・知子ではなく、瓜二つの別人だった。
事件は自殺と断定されるが、腑に落ちない米沢は、知子の元夫で所轄署の刑事・相原と、事件の真相を探っていく。
3万人のランナーと15万人の観客を狙った、東京ビッグシティマラソン爆弾テロ事件。特命係の杉下右京と亀山薫が犯人追跡に奔走する中、鑑識課員の米沢守は、マラソン参加者の映像の中に、別れた妻・知子の姿を見つけてしまう。
会わなければ後悔する、そう直感した米沢は、自宅アパートの前まで来るが、結局呼び鈴を押せないまま帰ってしまう。
それから2日後、知子の部屋から女性の変死体が発見され、米沢に出動要請がかかる。だが米沢は、知子の体にあるはずの二つ並んだほくろがないことに気づく。死んだ「真鍋知子」は元妻・知子ではなく、瓜二つの別人だった。
事件は自殺と断定されるが、腑に落ちない米沢は、知子の元夫で所轄署の刑事・相原と、事件の真相を探っていく。
【感想】
(2010年12月31日、TV録画にて鑑賞)
いきなりありえない話ですよね。
だって苗字と名前がまったく同一で顔まで瓜二つって……。
そういうのホラーではドッペルゲンガーと言うんです。SFではクローン人間と言うんです。
このサスペンスでは、そこの謎はまったく解明されないまま進みます(笑)
まあすぐに忘れるくらいの不思議な出来事的扱いです……。
しかし、元夫がほくろの有る無しで判別しなけりゃならんほどの“瓜二つ”って相当似てるぞ……?
まあでも、ツッコミたいところは他にもいろいろありますね~。
いちいち書くのも面倒くさいのでやめます……。
ちなみにYuckeは相棒シリーズはまったくの未見と言ってもいいです。母が見てるので主人公(右京さんや亀山くん)たちについては少々分かりますが。
六角精児演じる米沢守についてはこの映画の話題が出るまでまったく知りませんでした。それよりも同じ鑑識課の女性鑑識課員が奥田恵梨華で、「あ、こんなところに出てる」みたいな。
だから、やっぱりドラマから楽しんでる人と違って米沢守という人物をどう楽しむか、分からないんですね。
絶対面白そうな人なのに、けっこう真面目だったりするし。いまいちつかめない男ですね。
一方、米沢と相棒を組んだ萩原聖人演じる刑事・相原は、真面目な顔でとぼけたことを言ってるのが面白かったですね。
謎解きも、まず、「自殺ではなく他殺である確証」を探すところから始まって、それにけっこう時間を費やしていたようでした。
何度も何度も同じビルに乗り込んでいくんですが、途中からはそういうのも笑いに変わってくるんですね。
あれ?これってコメディなのか?「なんだかなァ」ってニヤニヤしながら見る映画なのか?って悩みながら見ました。ストーリーも掴みどころがないのかもしれません。
犯人の正体は確かに意外でしたけど、どうなんだろ?あんな方法で暴いていいの?コナンや金田一少年でもたまにしかやらない方法で、それも含めて意外でした。ちなみにTVの2時間サスペンスでこの方法で解決したものは見たことがないです。
『踊る大捜査線』のスピンオフ作品『容疑者室井慎次』を激しく重ねたくなる映画です。
もちろん内容はまったく違うんですが、ラストの「他力本願」的な、「相手のミス待ち」的な、そんな事件解決のプロセスが似ているんですね。
スピンオフ作品そのものにある「作っちゃいました♪」感と、最後は収集がつかなくなって「やっちゃいました♪」感を感じる映画です、2つとも。軽めのサスペンス・ドラマです。
さて、この記事を持ちまして、Yuckeが2010年に鑑賞した映画のレビューはすべて書き終わりました。
劇場鑑賞も、TV放送も、DVDレンタルも、これですべて終わりです。
というわけで、今週末には映画三昧の2010年を締めくくる記事を書きます。
そして2011年の映画レビューに入っていこうと思います。と言っても、ほとんどはTV放送される過去の映画ですが……。
とにかく現在18作品も書かずに溜まってるので、頑張って追いつくようにしなければ!
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