『三國志戦記2』

機種:PS2
ジャンル:タクティカルシミュレーションゲーム
開発・販売:コーエー
発売年:2003年

コーエーの三国志ゲームの一つ。戦闘は、グリッドで区切られたマス目の上を、ユニットである武将を動かして行うシミュレーションRPG。

【登場武将】
200名以上。すべて顔グラフィックが少しづつ違います。張角、董卓、孟獲などは登場しません。

【シナリオ】
劉備、曹操、孫家、呂布の4勢力があり、それぞれ本編やら外伝やら分岐やら……なんだかんだでかなりのエンディング数です。15個かな?開始時に初級、中級、上級から難易度を選べます。

【モード】
ゲームモードはシンプルに2つ。各シナリオを進める本編と、プレーヤー同士で競える「対戦」のみ。この対戦モード、使うユニットはランダムで決定され、本編のレベルやアイテムは引き継がれないので微妙。他に武将事典とムービー再生を実装。

【特徴】
パズル的な要素が強いシミュレーションRPGゲーム。
行動順はターンの始めに戦意の高い順で決まります。
“戦法”を個別に発動するだけでなく、その戦法に複数の戦法を絡めて“連鎖”を狙っていきます。軍師による“連環”と“連撃指令”を効果的に使えば、最大16連鎖まで繋げられます。

【攻略本】
攻略本は使いませんでしたが、攻略サイトを頻繁に利用しました。仙人の居場所が毎回わからんのですよ……(汗)

【まとめ】
けっこう時間がかかるゲームです。

戦法の連鎖がこのゲームの特徴。戦法のほとんどが自部隊か敵部隊の位置や向きを変えてしまうので、連鎖させるにはよく考えて各部隊を移動させないといけません。(戦法の発動には敵の向きも関係したりします)
「あれが発動すっと、これがこーなって……」と考え出すときりがない。敵部隊を倒すだけなら2~5連鎖で充分なんだけど、撃破時の経験値が連鎖に参加した部隊すべてに入る仕様なので、「なるべく全部隊(9~10部隊)を絡ませた連鎖にしたい」と欲を出してしまいます。結局、連鎖の準備に時間がかかる、連鎖そのものにも時間がかかる、しかもちょっとしたミスで思い通りにいかなかったり……。そこがこのゲームの楽しさだったりしますが……。

武将の数が豊富なので、滅多に仲間にできない武将を探したり、弱そうな感じの武将を鍛えたり、いろいろやりこんでしまいます。特に2軍3軍の編成に燃えちゃいますね。

ただ全体的には地味なゲームなので、シナリオを1、2本クリアすると、ちょっと飽きてきます。
頑張ってプレイしましたが、未プレイのシナリオ(分岐含む)を5、6本ほど残して一旦中断しました……。



■Yucke的評価
・シナリオ……B
・システム回り……B
・戦闘のテンポ良さ……C
・拡大戦闘の演出……B
・育成燃え度……B
総合……B