もう1月も下旬ですが、ようやく2010年分の映画レビューを書き終わりましたので、いまさらながら2010年の鑑賞映画を振り返ってみたいと思います。



■2010年に映画館で鑑賞した映画
1月ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE”―LAST HEAVEN 031011―
2月インビクタス/負けざる者たち
インフォーマント!
カティンの森
3月NINE
4月第9地区
5月誰がため
オーケストラ!
6月鉄男 THE BULLET MAN
告白
7月月に囚われた男
ザ・コーヴ
エアベンダー
8月ぼくのエリ 200歳の少女
エグザム
インセプション
9月ペルシャ猫を誰も知らない
10月ゾンビランド
闇の列車、光の旅
ミックマック
11月パンドラム
十三人の刺客
12月SPACE BATTLESHIP ヤマト
[リミット]
トロン:レガシー
リトル・ランボーズ



なんか、脈絡の無い一覧(笑)
下半期は去年(2009年)よりも観た気にはなっていたのですが、終わってみると2009年と同じ26作品でした。

ただし、中身を見てみるとかなり様相が違います。
2009年は邦画と洋画、半々くらいだったんですが、2010年は邦画は5作品しか見ませんでした。
これはいったい何を意味しているのでしょうか?僕は洋画のほうが好きということなんでしょうか?

観るときに邦画洋画の区別はまったくせずに選んでいるので、ここまでの偏りが出たのにはちょっと驚きました。

2010年の邦画界は『ゴールデンスランバー』や『人間失格』の映画化や、『アウトレイジ』や『悪人』といった海外で好評価だった作品の公開もあったのに……。なぜか観る気が湧かなかったんですね。ジブリもガンダムもあったのに、ねえ……。
TVドラマの映画化とかはもとより興味なしなんですけど、もうちょっと邦画を意識して見てやらにゃならんな~と思います。今年はまだ観る予定はありませんが(笑)







ザ☆勝手に表彰しま賞!2010


というわけで、Yuckeが2010年に観た映画からアカデミー風に賞を贈りたいと思います。
対象は上記の26作品です。本来なら2010年公開ということで、お正月に観た『マチェーテ』とかもいれるべきなんでしょうが、公開から2ヶ月遅れて上映とか普通にあって、これからも2010年公開の映画を観る可能性があるので、あくまで自分中心に「Yuckeが2010年に観た映画の中で」ということにしました。なんにせよ、かなりショボい内容の映画賞であることは間違いありません(;´∀`)マチェーテは来年ノミネートされるのでご期待ください(笑)



■爽快で賞(作品賞)
第9地区
告白

この2つの作品は、どちらもエンディングの絵なりセリフなりが素晴らしすぎて観終わった直後にいい気分にひたれる映画でした。いい映画を観たぞ!と(笑)「告白」で扱っているのは現代社会の難しい問題なのですが、それを一笑に付すかのようなセリフが素敵でした。実は、「告白」については原作を読んでも未だに掴みかねている作品でもあります。



■美人に弱いで賞(優秀主演・助演女優賞)
NINE(マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス)
オーケストラ!(メラニー・ロラン)
トロン:レガシー(オリヴィア・ワイルド)

僕が女優さんたちに魅了された作品です(笑)美女が出演していると、それだけで映画の楽しさは倍になります。「トロン~」なんてオリヴィア・ワイルドを鑑賞するための映画ですからね。



■ツライで賞(監督賞)
カティンの森(アンジェイ・ワイダ)

大戦中の捕虜虐殺事件と戦後のポーランドを描いた「カティンの森」は、“感動”なんて陳腐な言葉では言い尽くせない作品でした。戦争映画ではありません。戦時・戦後映画です。



■やっちまったなあ!賞(逆・観客賞)
ザ・コーヴ
エアベンダー
SPACE BATTLESHIP ヤマト

観なけりゃいいのに観てしまった映画たちです(笑)しかも「エアベンダー」は3D映画を観たことがないという友達を誘って行ったので、余計に「やっちまったなあ!」でした。未だに後悔してます。続編は観に行かないぞ!



■スマートSF賞
月に囚われた男
パンドラム

どちらも低予算ながら心に残ったSF映画です。SF好きじゃない人にも薦められる作品ですね。



■おうちでDVD向きで賞(脚本賞)
エグザム
[リミット]

2つともワンシチュエーション・サスペンスの良作でした。「エグザム」は“最終試験”に集められた8人による駆け引きのドラマ。[リミット]は棺に閉じ込められた男一人しか登場しない、究極のワンシチュエーション・サスペンス。おうちでどうぞ(笑)







以上、各賞の発表でした。
案の定、時間の無駄でしたね♪(笑)

こうやって振り返ってみると、2010年で一番面白かったのはやっぱり「第9地区」ですかね。
アイディア、テンポの良さ、結末の心地良さ。それらがうまくまとまってました。
SF映画というジャンルに囚われずに、もっと多くの人に見て欲しい映画ですね。

そして、邦画ではどうしても忘れられない「告白」。実はテーマ性とか抜きで好きなのかもしれません。
TVドラマの延長のような邦画が多い中、特異な色彩で描かれた、別次元の作品でした。


さて、2011年はどんな映画を観に行くんだろう?
楽しい映画とたくさん出会えるといいな~。
この1年当ブログにお越しいただき、映画記事を読んでくれた人、コメントやTBをしてくれた人、ありがとうございました!


最優秀主演男優賞は、映画泥棒(仮名)さんでいいかな♪