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PLANET OF THE APES / 猿の惑星
(2001年/アメリカ)
【監督】
ティム・バートン
【キャスト】
マーク・ウォールバーグ
ティム・ロス
ヘレナ・ボナム=カーター
 
【あらすじ】
西暦2029年。調査活動中の巨大宇宙船オベロン号には人間の他に、遺伝子操作と高度な訓練で高知能化した猿達も乗せられていた。あるとき、オベロン号は奇妙な磁気嵐を発見する。チンパンジーのペリグリースが操縦するポッドを調査に向かわせるが、たちまち磁気嵐に吸い込まれ、通信が途絶えてしまう。 宇宙飛行士のレオもポッドで船を飛び出し、ペリグリースを追うが、やはり磁気嵐に吸い込まれ、ある惑星に不時着する。 そこは人間が高度な知能を持つ猿に支配される世界だった。



【感想】
(2011年1月9日、TV録画にて鑑賞)

1968年の名作映画「猿の惑星」のリメイク映画。
「猿の惑星」はTVで見たことがあり、その続編の「続・猿の惑星」だかも見た記憶があります。
(たしか続編では地底人が出てきたような……)
で、この2001年のリメイクは見たことないなぁ、と思って見始めたら、あれ?なんだか見たことあるサル顔だな……。実はこれも一度見たことがある作品でした(笑)

以前見たときよりは、映画に詳しくなっていますので、ティム・バートン監督作品の中では僕好みだということや、ゴリラ軍人を演じたマイケル・クラーク・ダンカンが顔そのまんまだったり(失礼;)、本編と違うところでも楽しめました。


全体的には、なんかつまんない感じも漂っているんですけど……、でも、まあ、SFだし、戦いもあるし、往年の名作を踏襲して無駄に美女とか出てくるし、いろいろ大目に見てあげたい作品。ゴールデンラズベリー賞の最低リメイク賞を受賞しちゃってるんですよね……。
ただ、「猿の惑星」と比べたら、技術的な部分では進歩してますし、ストーリーも分かりやすくていいのでは。入門編としては最適かも。

僕としては、オベロン号の小型ポッドの形状とか、頭隠して尻隠さずなオベロン号の"尻"の形状とか、そういう"物"に惹かれる作品ですね。宇宙服を着せられたチンパンジーもカワイイ♪


ラストはお決まりとも言える、バッドな結末。
なるほど、ティム・バートン監督らしいんじゃないですか?
砂に埋もれた自由の女神は人間社会の崩壊・滅亡のみを表していたけれど、今作のリンカーン像は新たなサル文明の創造・発展の意味があって、よくよく考えると「猿の惑星」よりもパンチの効いたラストだったかも。
主人公的には、今度こそ駄目だと思うけど……(苦笑)