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トランスポーター
(2002年/フランス、アメリカ)
【監督】
ルイ・レテリエ
コリー・ユン
【キャスト】
ジェイソン・ステイサム
スー・チー
フランソワ・ベルレアン

*あらすじ

南仏に暮らすフランクはプロの運び屋"トランスポーター"。"契約厳守""名前は聞かない""依頼品は開けない"という3つのルールの下、高額な報酬と引き換えにワケありの依頼品であろうが正確に目的地まで運ぶ。
そんなフランクにある組織から仕事が入る。いつも通り車のトランクに依頼品のバッグを積み、目的地へと向かう。が、道中でバッグに不審を感じたフランクは、自らのルールを破ってつい開けてしまう。すると、そこには手足を縛られた中国人美女が入っていた…。

*感想(2011年2月19日、TV録画にて鑑賞)

アタマからっぽにして楽しむシリーズ1作目。クールな運び屋参上!の巻。

愛車のBMWを神業としか言いようのないドライビング・テクニックで運転し、ワケありのブツを目的地まで運ぶ"トランスポーター"フランク・マーティン。
「契約厳守」「名前は聞かない」「依頼品は開けない」3つのルールを自らに課す、プロの運び屋。
でも、意外とあっさりルールを破ってしまいますが……。しょせん、自分ルールということか(笑)

とにかく、カー・アクションに、格闘、果てはオイルぬるぬるバトルも勃発し、"見てるだけで"楽しい映画です。余計なことは考えちゃだめです。



そして、なんといってもジェイソン・ステイサム演じるフランクの人柄が(いや、ジェイソン・ステイサムの人柄が?)良いですね。
寡黙に仕事をこなす姿は実にクール!たとえ悪いヤツラに邪魔されても、鍛えられた肉体と磨き上げられた体術であっという間にやっつけます。

シリーズ通して登場する相棒役のタルコーニ警部(フランソワ・ベルレアン)も、この作品が一番本業に精を出してますかね……。それでもろくに仕事してない感じですけど(笑)






トランスポーター2
(2005年/フランス、アメリカ)

【監督】
ルイ・レテリエ
【キャスト】
ジェイソン・ステイサム
アレッサンドロ・ガスマン
ケイト・ノタ
フランソワ・ベルレアン

*あらすじ

トランスポーター業から足を洗い、マイアミにやって来たフランク。彼は裕福なビリングス家の6歳になる一人息子ジャックの送り迎え係として穏やかな日々を過ごしていた。しかし、ある日、ジャックの定期健診のために訪れた病院で、2人は何者かに襲われてしまう。

*感想(2011年2月26日、TV録画にて鑑賞)

アタマからっぽにして楽しむシリーズ2作目。恐怖の殺人ウイルス!の巻。

舞台はアメリカに。愛車もBMWからAUDIに変わり、なんと今回は運び屋じゃないのか?子守なのか!?と思わせといてのいつものカー・スタント。
前作で好評(?)だったオイルぬるぬるバトル、そしてホースぐるぐるバトルなど、相変わらず格闘シーンでも魅せてくれますジェイソン・ステイサム!

明らかにCGだと分かる一部のカー・アクションが残念でしたが(できれば本物でやっていただきたかった)、今回はジェットスキーにも乗ってくれたのでまあいいでしょう。
というより、あれやこれやツッコミいれるよりも、素直に楽しめる出来だったので、素直に楽しめる映画でした。



子供の送迎に雇った運転手を好きになってしまう人妻よりも(フランクは男でも惚れるからしゃーない)、ランジェリー殺し屋のぶっ飛んだネエちゃんよりも、特筆すべきはやはりタルコーニ警部か!?
なんと今回、警部は遊びにやってきます(笑)






トランスポーター3 アンリミテッド
(2008年/フランス)

【監督】
オリヴィエ・メガトン
【キャスト】
ジェイソン・ステイサム
ロバート・ネッパー
ナタリア・ルダコーワ
フランソワ・ベルレアン

*あらすじ

運び屋のフランク・マーティンは依頼主のジョンソンに車から20メートル離れると爆破する装置の付いたブレスレットをはめられ、謎の美女、ヴァレンティーナとともにドイツを目指す。しかし、この依頼には有毒廃棄物を扱う国際廃棄物管理会社の陰謀が隠されており……。

*感想(2011年3月6日、TV録画にて鑑賞)

アタマからっぽにして楽しむシリーズ3作目。車から離れられない!の巻。

ついにフランクに恋人が!でも、自暴自棄なヴァレンティーナ嬢と仕事モードのフランクのやりとりは正直見ていてもどかしかった~。進まねーの、話が(笑)



しかし、アクションシーンはいつもどおりの面白さ。さらに今回は、自転車を立ちこぎするめっちゃコミカルなシーンもあれば、愛車ごと列車に乗り込むアリエネー( ゚д゚)シーンもあって、爆笑必至。
「2」では飛行機ごと墜落しても平気、「3」では車ごと沈められても平気……どうやったら彼を殺せるんでしょうか?(笑)

ストーリーもなんかリアル、……じゃないけど現実味がほんのり漂うテーマじゃありませんでした?
ブレスレットの仕様はともかく、有毒廃棄物のやり場に困るのは日本も同じですからね。何かの見返りを得る代わりに、自国の国土が汚されるという話はリアルと言えばリアルです。
恐怖の殺人ウイルスと比べたら、いい脚本でしたね、多分。

今回もタルコーニ警部がフランクを陰でサポートしてくれます。
しかし、仲いいな、この2人は♪