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「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(2010年、日本)

監督:松山博昭  脚本:黒岩勉、岡田道尚  出演者:戸田恵梨香、松田翔太、鈴木浩介、吉瀬美智子、渡辺いっけい  音楽:中田ヤスタカ  撮影:宮田伸  編集:平川正治  製作会社:フジテレビジョン、集英社、東宝  配給:東宝  公開:2010年3月6日  上映時間:133分

【あらすじ】
女子大生の直(戸田恵梨香)は、謎の組織が主催する、巨額の資金を賭けて互いにだまし合うライアーゲームに参加するハメになる。彼女は天才詐欺師の秋山(松田翔太)の助けを借り、どうにか決勝戦まで勝ち進む。二人は50億円の賞金を賭け、信じ合う心がテーマの“エデンの園ゲーム”と呼ばれる最後の戦いに挑むが……。



【感想】
(2011年4月2日、TV録画にて鑑賞)

疲れる映画です。
しかも爽快感が無い……。


ドラマの方はシーズン2から本格的に見始めましたが、原作漫画は未読です。
シーズン2の衝撃の最終回に憤慨し、「絶対、映画で最終章なんて認めねえ!」と心に誓ってから1年。意外と早くTVで見る機会が訪れました。

“事務局”が準備した一風変わったゲームに最後まで勝ち残れば巨万の富が手に入り、逆に敗退すれば莫大な負債を抱えてしまう“ライアーゲーム”。馬鹿正直が取り柄のナオは、こんなくだらないゲームは終わらせようと、事務局を倒すために頼れる天才男子・秋山さんとライアーゲームに挑みます。
しかし、他の参加者たちはもちろん自分が勝って賞金を獲ることを考えていますので、ナオの言う「誰も損をしない方法」になかなか協力してくれません。もとより、騙し合いがこのゲームの大前提であり、いつしか参加者たちは、勝つことよりも自分が騙されないようにすることに怯え始めるので、ますますナオの意見は儚い理想論に聞こえてきます。

結果、一方的に他者を信じたナオは、案の定みんなの餌食に……。
フクナガの名セリフ「ナオちゃんって本当にバカだよね!」……で、ナオちゃんガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
そこで1stシーズンから音楽担当している“capsule”中田ヤスタカ作曲の“The Force of Gravity”が流れる……というお決まりのパターンです。


はっきり言って、このお決まりのパターンがあまりに連続して続くので、途中で飽きました。
あ、また同じ音楽流してる……、そんなことを考えながら見てました。

元はマンガなので、毎話、お約束があってもそれは毎話のこと。ドラマ化されても、毎話お決まりのコースを繰り返しても違和感はありません。むしろその反復が心地良かったりするんですが……。

しかしこれは映画。映画は2時間でストーリーをすべて鑑賞することになります。その中で、ドラマシリーズの総集編でも見ているかのようにお決まりのパターンを連発されると、全部チープな会話に見えてしまいます。そして、もしもこの映画から「会話」を除くと、ごちゃごちゃしたセットと複雑なゲームルールしか残らないんです。

ゲームの奇妙奇天烈さと、脚本の妙で、本来この作品は作品たりえると思いますが、同じ演出しか出来ないのなら何の意味もないですね。中田ヤスタカの楽曲はもともと素晴らしいんですが、それを「またかよ、ウザイ」と思わせることに手腕を発揮してしまったというか……(汗;


秋山さんについては、ようやくヘンタイだということが分かりました♪
彼は基本、ゲームをぶっ壊すことしか考えてないんですね。事前の説明で禁止されていないことは、常識を逸脱しても試してみる。天性のライアーゲーム荒らしですね。

終盤、本当にしょうもないことが続き、僕の心が心底冷え切っているところに、ラスト、また黒い手紙が届きます。
その差出人がわりと意外な人物で、ついつい「巧い!」と思ってしまうほど、本筋の内容そのものはつまらない映画だったかなあ……(;・∀・)