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「127時間」(2010年、アメリカ/イギリス)

原題:127 Hours  監督:ダニー・ボイル  脚本:ダニー・ボイル、サイモン・ボーファイ、アーロン・ラルストン(原作)  製作:ダニー・ボイル、他  製作総指揮:バーナード・ベリュー、他  音楽:A・R・ラフマーン  編集:ジョン・ハリス  製作会社:Cloud Eight、Decibel Films、Darlow Smithson Productions、ハンドメイド・フィルムス、フォルム4・プロダクションズ  配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、パテ、20世紀フォックス/ギャガ  上映時間:94分

【あらすじ】
金曜の夜、アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、都会の喧騒を離れ自然の中で休日を過ごすため、一人出かける準備をしていた。目指すはユタ州のブルージョン・キャニオン。家族からの電話にも出ずに、アーロンは車を走らせる。翌朝、目的のキャニオンに着いたアーロンだったが、ロッククライミングの最中に落石事故に見舞われ、右腕を落石と岩壁に挟まれたまま身動きが取れなくなってしまい……。



【感想】
(2011年6月22日、フォーラム仙台にて鑑賞)

「スラムドッグ・ミリオネア」のダニー・ボイル監督作品。
もう、その一点だけで映画館に行きました。(ノンフィクションだとは知りませんでした;)
後から気づいたけど、音楽も「スラムドッグ~」のA・R・ラフマーンでした。

「スラムドッグ~」が100点だとすれば、「127時間」は80点くらいかな。
やっぱり「127時間」は映画の内容上、どうしても動きが少ないし、基本一人芝居になりがちなので、そのへんにハンディがあったかな、と。
しかし、音楽と映像が織り成す妙な高揚感や、クライマックスの解放感は、やっぱり巧いなと思いました。


音楽が良いのでサントラ買おうかなという気にはなるんですが、何故か「もう一度見たい」とは思えない映画です(笑)
観た人は分かると思いますが、“あのシーン”がけっこう深く印象に残ってます。
あれをもう一度見たがる人はいるんでしょうか?
そこらへんのスプラッタ映画よりもはるかに痛い・痛そうな光景でした。
アメリカの上映会などでは気絶する観客もいたとか……(;´∀`)

ただ、そういう緊張から解放されるクライマックスはやっぱり面白かったんですよね。
何故かジンワリしてしまいましたもん……。
なので思わず山登り好きな友達にオススメしてしまいましたが、ヤツは観たのだろうか?


いろんな側面を持ってる映画だと思います。美しかったり、しんどかったり、痛かったり……。
途中からたった一人の登場人物になってしまった、ちょっとハンサムでちょっとおバカな主人公が、妄想やビデオカメラと共演していく映画の大部分は、哀しい、痛々しい、そして問題のグロ映像。(地上波で巧くカットして放送してくれないかなw)

で、その後に待ってる希望の光。
解放シーンからラストまでは一気に描かれますが、けっこう尺が長く、音楽の明るさも手伝って、不思議な高揚感に包まれました。

だから思わず「いい映画」と言ってしまいたくなりますが、やっぱりグロテスクな“あのシーン”があるので「二度と見たくない映画」(笑)
でも、人に薦めたいし、だけど、グロテスクだし、困った困った……。


面白い撮り方がところどころあって、ストローで吸われる水の映像が面白かったですが、その色が黄色に変わったときは「うげぇ~っ!」でした。
もう、ほんとなんなのこの映画……(笑)