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「スティール」(2002年、フランス)

原題:STEAL  監督:ジェラール・ピレス  製作総指揮:ジョン・フレムス、ジョナサン・ヴァンガー  製作:エリック・オルトメイヤー、他  脚本:ジェラール・ピレス、マーク・エズラ  出演:スティーヴン・ドーフ、ナターシャ・ヘンストリッジ、ブルース・ペイン  撮影:テツオ・ナガタ  音楽:アンディ・グレイ  編集:ヴェロニク・ランゲ  配給:ギャガ・ヒューマックス  上映時間:84分

【あらすじ】
リーダーのスリム(スティーヴン・ドーフ)を筆頭に、大物だけを狙う銀行強盗集団「STEALERS」。綿密な計画性とずば抜けた運動能力を誇る彼らは、次々と銀行を襲い、鮮やかな成功を収めてゆく。しかし、そんな彼らに警察の執拗な追跡と、闇の組織の魔手が迫る……。



【感想】
(2011年7月24日、TV録画にて鑑賞)

つまら~ん。

B級映画と見せかけておいて実は面白い作品が数多くあるので、勘違いしそうになりますが、本来はこの「スティール」のように予算も脚本も面白さもB級なのがB級映画なんですよね。
言ってみれば、B級にもB+とB-があり、これはB-に含まれる作品です。


監督は「TAXi」のジェラール・ピレス。一応カーアクションが見所という映画。
しかし、実際は銀行強盗が警察から逃げるだけの話で、パターンとしてはあまり面白くないです。
トラックの片輪走行が見れますが……それだけ……。

冒頭の逃走シーンが車でなく、インラインスケート履いて逃げます。
この出だしからラストまで、全編で“オシャレに見せよう”という意図が見え隠れする映画です。

で、その意図が全然うまくいってないんですよね(笑)


もう、面倒くさいので箇条書きにしますが、
・強盗団4人のうち、主人公だけが頭が切れ、残りは特に得意分野がない。
日常的に下ネタトークを挟んでくる。初対面でもガンガン言う(笑)
闇の組織というほどのものでもない。イカれた神父がやってきてタカられるだけ。
・一向に捕まらない主人公たちだが、捜査責任者が汚職刑事で最初から捕まえるつもりがない。
・死んだはずの主人公たちが生きていた理由に意外性がない上に無理がある。
――以上がつまらない理由じゃないかと思った要素です。

特に4つ目なんて、散々主人公をヨイショしておいて、実は警察がやる気ないから捕まらなかったという、ちょっとそれはナイデショ?
良い人いないから悪い奴捕まんない、すると、主人公は悪い事してるのに全然スリルがない、ということに……。クライマックス前に判明するのが余計に脱力ですわ。


というわけで、久々に時間のムダと言える映画でした。
ってか、こんなのまで更新してるのが一番時間の無駄ですね(笑)





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