デモリションマン
(1993年/アメリカ)
【監督】
マルコ・ブランビラ
【キャスト】
シルヴェスター・スタローン
ウェズリー・スナイプス
サンドラ・ブロック

【あらすじ】
1996年、極悪非道の犯罪者サイモン・フェニックス(ウェズリー・スナイプス)を追いつめた刑事ジョン・スパルタン(シルヴェスター・スタローン)。だがフェニックスの罠にはまり人質は全員死亡、その責任を負わされたスパルタンは、捉えたフェニックス共々冷凍刑務所に送られた。そして2032年、安穏と平和に守られた新世界サン・アンジェルスに、脱獄したフェニックスが出現。牙を抜かれて久しい現警察機構には成すすべもなく、彼らは最後の望み"デモリションマン"(=壊し屋)の異名を持つスパルタンの氷解を決定する。



【感想】
(2011年9月4日、TV録画にて鑑賞)

深夜放送でやってたので、どんな話だろと思いながら視聴。
なんと、シルヴェスター・スタローン主演の近未来SFアクションでした。


物語は、96年のロサンゼルスから始まります。
極悪非道の犯罪者フェニックスを追い詰めた刑事スパルタンでしたが、人質を救うことはできず、強引な捜査方法を罪に問われてしまいます。

重罪と認められたスパルタンは、"冷凍刑務所"なるところへ収監されます。
冷凍刑務所とは、重犯罪者を凍りづけにして、何十年も保管しておく場所。服役中は、氷漬けのまま社会復帰のために人格改善プログラムで洗脳されるようです。
そして釈放の際には解凍され、歳は変わらず性格は善人に変わってるというすごい刑務所。

この映画が93年発表。3年後にはそんなSF刑務所ができてるという思い切った設定ですね(笑)
つーか、そもそもなんで重犯罪者に冷凍睡眠なんて高額な措置をするんだろ?
寝てる間に罪を贖って、性格まで治って即社会復帰なんて、至れり尽くせり……?


ともかく、スパルタンが寝てる間に世界は大きく変わり、2032年、世の中から犯罪は無くなり、コンピューターによって管理された無菌社会が到来してました。
そんな時、冷凍されていたはずの極悪人フェニックスが脱獄。
犯罪らしい犯罪が起こらない世界では、警察もなんの役にも立たず、筋金入りの悪人の登場にオロオロする警官たちが見物です(笑)

そんな中、唯一捜査を嬉々としてやっている女性警官ハックスリーを、サンドラ・ブロックが演じます。
彼女は、フェニックス逮捕の実績のあるスパルタンを解凍して捜査に協力させることを提案し、未来のシステム化された暮らしにまったく適応できないスパルタンとコンビを組みます。

そして、中盤以降は一見ユートピアに見えた未来像に裏の顔(=ディストピア)があることがわかって、なかなか先の読めない展開になってきます。


しかし、結局のところ、スタローンが演じているのって限りなく現代人そのもので、やっていることも、車ごとどっかに突っ込むとか、配管からガスがプシューッってなってるところで肉弾戦を繰り広げたりとか、いつもとあまり変わらないような気がしますね……。ライトセイバー振り回すわけでもないし(笑)
「SFアクション・ヒーロー!」というよりも「アクション・ヒーローがSFに入り込んじゃった!」的な感じで、腕っぷしは立つが、未来生活の習慣に全然慣れてない様子が印象的でした。


未来的なアイテム・描写がたくさん出てきますが、声で部屋の照明を点けるとか、2010年代ではそんなに驚かないシーンもありました……。
あと、トイレでの貝殻の用途がまったく分からん(笑)
グロテスクな描写もあるので、鑑賞注意です。