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「ザ・シューター/極大射程」(2007年、アメリカ)

原題:Shooter  監督:アントワーン・フークア  脚本:ジョナサン・レムキン  製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、リック・キドニー  製作総指揮:エリク・ハウサム、マーク・ジョンソン  出演者:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローヴァー  音楽:マーク・マンシーナ  撮影:ピーター・メンジース  編集:コンラッド・バフ、エリック・シアーズ  配給:パラマウント映画、ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ  上映時間:124分

【あらすじ】
元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。



【感想】
(2011年9月18日、TV録画にて鑑賞)

名射撃手が無実の罪で追われながら、事件の真相を探るアクション・サスペンス。


かつて、作戦中に司令部から捨て駒にされ、戦友を失った経験のある元海兵隊スナイパーのスワガー。
軍や政府嫌いになった彼は退役後、山奥で隠遁生活を送っていましたが、大統領暗殺計画を阻止するために、「自分ならばどうするか」を考え犯人逮捕に協力しようとします。
しかし暗殺は実際に起こり、その罪はスワガーになすりつけられてしまいます。

怪我を負いながら必死の逃亡を続けるスワガー。
FBIの新米捜査官メンフィスは、スワガーを暗殺犯と決め付ける当局の姿勢に疑問を持ち、独自に捜査を始めますが……。


「極大射程」というタイトルのとおり、“狙撃”が一つのテーマになってます。
並のスナイパーには射撃不可能な距離……というのが、謎解きの一つの小さな鍵にもなっているし。

でも、後半はなんだか普通のアメリカ映画になってしまった感じもしないでもない。
スナイパーである必要が、後半はあまりなかったですね。
普通に逃げて、普通に銃撃ちまくって……。
雪山で派手に狙撃してましたが、雪崩が起きないかそっちの方が心配で(笑)


あと、終盤で法のもとへと戦いの場が移るんですが、そこで勝てなかったからってああいう行為に走っていいものなのだろうか(汗;
ただのリベンジャーになってしまったように見えました……。
せめて、最後の決着がスナイパーならではのものだったら、テーマを貫いたという潔さがあったかな、と思います。


冴えないけど一生懸命な捜査官を演じたマイケル・ペーニャがなんかよかった♪






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