愛のポルターガイスト
小島麻由美

Pony Canyon,2003,Japan

曲目

1.ポルターガイスト
2.眩暈
3.赤と青のブルース
4.黒い革のブルース
5.ハードバップ
6.月の光
7.恋はサイケデリック(Album Version)
8.ロックステディ ガール(Album Mix)
9.愛しのキッズ
10.光と影

感想

小島麻由美の5thアルバム「愛のポルターガイスト」。
久しぶりに聴いたらかなりの傑作でした。

「悪女」とも、「“女郎”声」とも言われる小島麻由美。
ジャズ、ビッグバンド、昭和歌謡をふんだんに取り入れ、あどけなさと妖しさが同居する妖艶な声で、時に純情な女心を、時に不純な欲望を赤裸々に歌い上げています。


#1「ポルターガイスト」でのっけから活きの良いドラムビート。そして、早速の妖艶歌唱。
ここから#5まで、ホーンやサックスとコラボしつつ、軽快に一気に駆け抜けます。
前半はデンジャラスでクールで、まったく隙がない感じ。

#6「月の光」でチルアウト?三拍子バラードで純情な乙女心を無防備にさらけ出した後は、初期の愉快な調子が戻ったかのような酔っ払いソング#7「恋はサイケデリック」。
全体的に「夜」っぽい曲が多い本作。後半は色彩豊かに魅せてくれます。
#9「愛しのキッズ」はムード歌謡そのままといった感じだし。

とにかく最後の一曲まで、小島麻由美の声がくるくる変わり続けて、聴く者を虜にする一枚。
実は、このアルバム以降の作品はチェックしてなかったんですが、また集めてみようかな、と久しぶりに聴いて思いました。



赤く焼けた空を見上げ
青く広がる空見上げ
あなたの溜め息あつめて
袋つめて飛ばしてあげる
(「赤と青のブルース」より)