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「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」(2010年、日本)

監督:中田秀夫  脚本:鈴木智  原作:米澤穂信  製作:ウィリアム・アイアトン、堀義貴、宮崎洋  製作総指揮:小岩井宏悦、奥田誠治、他  出演者:藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、平山あや、石井正則、大野拓朗、武田真治、片平なぎさ、北大路欣也  音楽:川井憲次  主題歌:May'n「シンジテミル」  撮影:林淳一郎  編集:高橋信之  製作会社:「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」製作委員会  配給:ワーナー・ブラザース映画  上映時間:107分

【あらすじ】
時給11万2,000円という怪しい求人広告を見て、謎の館「暗鬼館」へと集まった男女10人。仕事内容は24時間監視されながら7日間を過ごすこと。そして、個室にはそれぞれ異なる凶器が置かれ、何も起きずに7日間経過するか、生存者が2名になるまで暗鬼館に残らなければならない。しかし早速2日目に銃殺による死者が出てしまい、彼らは疑心暗鬼に陥っていく。



【感想】
(2011年10月16日、TV録画にて鑑賞)

ホリプロ50周年記念作品ということで、キャストは全員ホリプロ所属で固めたそうです。
インディアン人形の声をあてたバナナマンの日村に至るまでみんなホリプロという徹底ぶり。
日村さんが人形やるなら、人形の顔、日村さんっぽくしてほしかったな(-.-;)


高額な時給につられて集まった男女10人が、暗鬼館という謎の館で7日間を過ごすのですが、殺人が起こりデス・ゲーム(!)が始まってしまう、という物語。
たぶん主演は藤原竜也。いつもどおりの安定した演技です。
いやぁしかし、楽して金稼ごうとして危険な場所に連れてかれる展開が「カイジ」と被る(笑)
ヒロインに綾瀬はるか。
北大路欣也や片平なぎさといったベテランが脇を固めます。

個人的に意外な演技で面白かったのは、石原さとみ武田真治ですかね。
ネイルガン持って追っかけてくる石原さとみが恐いけどカッコよくて(笑)
必死過ぎてコケたりしてましたが、でもまぁよかった。

あと、一番痺れる演技だったのが、ガードロボット。って役者じゃないし!(一人ボケツッコミ)
あんなSFな物が出てくるとは思ってなかったのでちょっと興奮しました♪
移動中の揺れがすごい安物っぽかったですが、まあ良し!

あとは……、
欣也さんがムクッと起きてビクッとなった。


暗鬼館のルールや事件についてはちょっとめんどいので書くのは省きますが(!)、少なくとも最初の事件の真相についてはけっこう意外で面白かったですかね。
最初の段階で見てる側は「○○にやられたんじゃない?」って気付くと思うんだけど、その原因が不注意や偶然じゃなかったというのが意外でした。

そしてそれによって加速していく疑心暗鬼。

ただ、全部終わってみると「なにやってんだろ……」みたいな脱力感しか残らないのが残念でしかたないですが。綾瀬も無言で見つめ返すだけって……。アンタ……、そりゃないわ(;´д`)トホホ…
そもそも暗鬼館の存在理由からして、「それはない!」だし。
それに、あれだけの金が動く事業でわざわざコンビニに張り込むか?(笑)
いろいろ腑に落ちない点もありましたね~。


最後に藤原君があっさり1億円を投げるんですが、そういうことだから、2度も「カイジ」で命かけるハメになるんだと思います。
お金は大事に。命も大事に。






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