水曜日、有休だったので、昼過ぎに仙台市中心部へ出撃。

ゲーセンで遊んだ後、映画を見てきました。

今回見た作品は、マット・デイモン主演の「インフォーマント!」。
「インビクタス」を見に行ったときに予告編が流れていて、面白そうだったので見てみました。

新作だと思っていたら2009年12月の公開だったんですね。
同じくマット・デイモンが出演している「インビクタス」に合わせて上映していた模様。


大企業の管理職を務め、人目には成功を収めているウィテカー。しかし、1本の脅迫電話のためにFBIに捜査を依頼した結果、逆に会社の行っている不正を暴くための「密告者」となってしまう。自らの保身のためにFBIに協力するウィテカー。ド素人っぷりを披露しながらも着実に会社の不正を暴いていくウィテカーが、唯一の頼みの綱であるFBI捜査官たち。しかし、捜査官たちは知らない。ウィテカーの嘘でまみれた人生を……。

informant[名]
1、通報者、密告者
2、資料提供者(自分の土地固有の言語・風俗などに関する資料を提供する人)





■セリフの速さ☆☆☆☆☆
予告編にこの映画の面白さは集約されている感じです。
これを見て全然笑えるところが無いと思ったら、見ない方が良い。
実際にあった話しを大いに脚色したコメディー。


とにかくセリフが速い、字幕が読みきれない!
白い背景の上に平気で白い字幕を載せてくる!!見えない!!目を凝らす!!
ひらがなの「う」が特徴的で、「ああ、これが『う』か……」と思ってる間に次の字幕に切り替わる!
何故、そんなに急いで喋る!100分もあるのに!!
会話してないシーンでもウィテカーの持論が彼の頭の中で展開される!目を休める暇が無い!!
100分もあるのに!!
……俺からの訴えは以上です。


まあ、セリフがほとんど「説明」「説得」「弁解」の内容ですから、感情の高ぶりとともに普通に速くなるんでしょうね。
そういう演技を評価するべきなんでしょうね。




……。

コメディーに属するものはやはり日本に限るかもしれない。
だって俺、ジャパニーズだし。

海外の映画ってユーモラスな会話してても、「ユーモラスな会話してる……」というところで終わってしまうのね。
「アルフ」や「フルハウス」の方が面白いって。実際、マジで。


ただ、この映画はサスペンス的な要素もあって……。なんだかムリヤリ面白い映画と言おうとしているように見えるかもしれませんが、ええ、そのとおりですよ。

ウィテカーにはいろんな秘密があって、それこそ「不正」と言えるだけの―――それを少しづつ小出しにするんですよ。
そのたびにFBI捜査官は頭を悩まし、雇った弁護士はびっくりしちゃうw
「他には何かないか?」と聞かれて「何もないよ!」と肩をすくめる仕草をしてみせても、絶対にそのあと何か出てくる。

どこまでいくんだ?と思ってみてたら行くとこまで行っちゃったという話。



コメディーにしては話してる内容も難しいんだよね。
リベートって何?って最後までわかりませんでした。

終盤の精神に変調をきたしてきたところとか、ちょっと哀愁というか悲哀があってよかったすけど、そこがメインじゃないしな、この映画。やっぱりトークや仕草や状況で笑えなきゃ、ダメっすね。
どこで笑ったらいいのかよく分からん映画でした。終始ユーモアを振りまいてる感じはするんだけどね。

大胆なヘアースタイルの変化とかはよかったけれど!



しかし、セリフが速くて多い映画だった……。
ソダーバーグ監督作品の「チェ」2部作とは対照的に。

では。