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主人公が最後まで迷い続ける。
 
 
 
 
『日本沈没』(2006年、日本)
2010年10月10日、自宅にて鑑賞。
 
 
 
【あらすじ】
大規模な地殻変動によって日本列島が海中に沈没するという危険性が指摘され、それを証明するかのようなマグニチュード8以上の大地震が次々と発生する。そんな中、大地震の被害にあった潜水艇のパイロット小野寺(草なぎ剛)と幼い少女美咲(福田麻由子)は、ハイパーレスキュー隊員の阿部(柴咲コウ)に救出される。
 
 
 
【解説】
日本列島の沈没を描いたディザスタームービー。
小松左京の書いたベストセラー小説の2度目の映画化。原作は1973年発表。同年に映画化、その後ドラマ化するなどした。
監督は樋口真嗣。1973年の映画のリメイクというよりも、原作小説の再映画化というスタンスで臨んだという。
 
 
 
【感想】
忘れる前に書いてしまおう(笑)
 
 
評価の低い映画ですが、つまらなくはない。
いや、つまらないんですけど、見るべきものが何も無い映画ではない。
正直、TV放送で見たので、パニックの部分が大幅にカットされていて、ただでさえ冗長なストーリーが起伏の無い構成になってたみたいだけど。
 
そういう時は見方を変えるのです(笑)
草剛演じる潜水艇の操縦士を見て、「こいつヒーローのはずなのに戦うことからまだ逃げ回るのな」とか、
柴咲コウ演じるレスキュー隊員を見て、「柴咲コウってけっこう可愛かったんだな」とか、
危機管理大臣の大地真央を、最初は「頼りねぇ~」と思ってもラストではかっこいい演説で思わず「僕も管理されたい」と思いませんか?(←誰に訊いてる?w)
 
 
特に、草剛演じる主人公の、逃げ腰っぷり?レスキュー隊員の彼女との対比でより「卑怯な男」として映る。
いや、戦うべきものがはっきりしていないから当然と言えば当然なんだけど、監督の樋口真嗣がエヴァンゲリオンに関わっていたこと、エヴァの主人公・碇シンジは樋口真嗣からきていること、エヴァのシンジ君は優柔不断キャラであること、それらがどうにも偶然の一致とは思えず、監督は草剛に碇シンジを投影したんじゃないだろうかと、草が演じたのは実写版碇シンジだったのではないかと穿った見方をしてしまうわけです。
 
エヴァは一度も見たことないですけどね(笑)
 
 
 
まあとにかく。
 
日本のみならず韓国でも大ヒットしたらしい本作。
『日本沈没』ってタイトル見たら、そりゃ反日の人たちも観るわ……(汗;
「沈没しねえじゃん」「陳腐なラブストーリーじゃん」って批判はむしろそういう反日の方に任せておけばいい。
日本列島に住む自分らは、素直に「あぁ良かったぁ」でいいんだよね。
つまらないからいろいろ理由を探してしまうけど(笑)
 
 
一言:ラストで涙しました。涙腺ゆるいのかなあ(汗;
 
★★★☆☆
 
『日本沈没』
監督:樋口真嗣
原作:小松左京
出演:草剛、柴咲コウ、豊川悦司、大地真央
配給:東宝
2006年、日本